11歳で川崎病にかかったサッカー少年のその後の生活を記録しています。
退院後1年たって後遺症が完治、中学生となり、サッカーをがんばっています
まさか?公式戦フォワードデビュー!!
体力不足、守備力の弱さから公式戦は最後の10分しか出れない、が定着しつつある
10日程前の練習でハムストリングの肉離れになりながらも、テーピングしながら練習に参加している
整骨院からも治療しながらやってもいいとはいれわれているけど、肉離れしたことはコーチには言わない
テーピングガチガチで見たらやってんな、というのはすぐわかるけど、少しでも試合に長く出たい気持ちなんだろうね
サッカーの時はテーピング、それ以外は包帯でしっかり固定
痛みはほとんどなく、予想より順調な回復
現在リーグ1位、得失点差で2位のチームとの無敗同士の対戦
ちなみにフィジカルゴリゴリフォワードは今日は2学年飛び級でBチームのリーグ戦に行っていて不在
息子は最近定番のベンチスタート
俊足右サイドハーフは怪我で長期離脱、ゴリゴリ系左サイドバックも小さい怪我で練習を休みがち
あくまでも私の周りだけだど、フィジカルが強い子は怪我が多い印象
動けるから無理ができちゃうのかな?
スピードが速ければぶつかったときの衝撃も凄そうだし
というわけで、ゴリゴリではないエースをワントップに4-2-3-1のフォーメーションでスタート
相手は強力長身俊足ワントップとテクありトップ下を中心にした攻撃で守備重視、2枚か3枚は必ず自陣にいるし、キーパーもゴールからほとんど出ない
強力な2人に攻撃を任せて守備に枚数を割いているし、ラインコントロールが徹底している
一方こちらは脳筋スタイル
特に組み立てがない、空いている方に出し、受けた選手が頑張る、の繰り返し
ただ2年や3年のサッカーはこうじゃないので、どこかでスイッチいれるんだろうけど‥
押してはいるが、相手も長身俊足フォワードのカウンター狙いもあり、一進一退
前半も残り5分くらいのところで、コーナーキックのこぼれ球を押し込んでゴール!!
前半を1-0で折り返す
ハーフタイムにベンチ組がグラウンドでボールを蹴っていると、息子が呼ばれた
ユニフォームに着替えて審判の元へ
どうやら後半から出るらしい
そしてキックオフ、彼がたった位置はセンターサークル
まさかのフォワードデビュー(普段はボランチ)
ワントップだったエースを右サイドにして、息子がワントップですよ、なんてこった!!
と思ってヒヤヒヤしながら見ていたが、ファーストディフェンスはスタメンフォワードよりはるかに上手かった
ジュニアのチームではファーストディフェンスからコースを限定して、組織で追い込むことを徹底していたので、それが身体に叩きこまれている
だからただ立つだけでしっかりコース切ってるし、圧もかけてるから、横パスも出させないし、チャンスと見れば追い回して逃げパスさせて味方に取らせる
急に変わった前からのディフェンスにこちらはチャンスを再三作ったが決めきれず。
こんな緊迫した試合にもかかわらず、残り時間10分くらいからサブの選手を出す
その心意気はよし!
ただ残り3分くらいのキーパーとサイドバックの交代はやらなくてよかったかも
それほど危なくないシュートをキーパーが弾いてコーナーにしてしまった、そのコーナーキックから決められて同点
そして試合終了
その瞬間、何人かの選手が崩れ落ち、息子も地面を叩いた
そしてみんな泣いてた
1位なのは変わらないけど、負けに等しい引き分け
悔しかったんだろう
息子もファーストディフェンスやラストパスは良かったが、まともなシュートはなかった
そして、まぶたをパンパンに腫らして帰ってきた
その悔しさを忘れずに、頑張れ!