私は、元来ビール党です。

されど、夏はカクテルなんぞを飲みまする

ブラッディ・メアリーが大好きで

自分で作って、飲んでいます。

さっぱりと、二日酔いの日でも飲めますよ~(笑)

 

名前が、カッコいいですよね

ブラッディ・メアリーなんて。。

高貴な貴族の雰囲気のするネーミングと

そう信じておりましたが。。

(*_*;ビックリの由来が。。あったのでした。

 

 

ウォッカベースに

トマトジュースとレモンジュースを混ぜたもの

お好みで、タバスコやソルトを加えても

(私は、敢えて加えません)が

 

 

セロリ・オリーブをプラスしても斬新

 

 

材料
・ウォッカ:45ml
・トマトジュース:100ml
・レモンジュース:5ml
・お好みで、塩・胡椒・タバスコ・ウスターソース・セロリソルト
割合
ウォッカ:トマトジュース=1:3

 

主人が、カクテルレシピ一覧を作ってくれました。

従業員が来た時や私でも、誰でも作れるようにと

 

大阪で、主人は何軒かのJazzバーを経営していたので。。

この手は、お手の物というわけです。

 

 

私たち夫婦は、お互いのんべえ(酒好き)ゆえ

新築するなら、カウンターバーが夢でした。

バーに行かなくても、好きなカクテルが飲めるから

カクテル飲みながらジャズを聴く~♬

(ジャズは共通の趣味です)

 

主人の大阪の店では、ライブを行っており

メンバーが足りない時は、自らベースを弾いていました。

 

 

 

動画をご覧の方は、もうおわかりのように

ブラッディ・メアリーの由来や意味



「Bloody Mary」は

「血まみれのメアリー」という意味です。

16世紀のイングランドの女王、メアリー1世がこのように呼ばれていました。
メアリー1世は女王即位後に、女性や子供含むプロテスタントの信者を300人も死刑にした人物です。
女王の残虐な追害から「血まみれのメアリー」と知られるようになりました。

真っ赤なトマトジュースを血のように見立てて、

メアリー1世が呼ばれていた名前が

由来になったと言われています。
但し、諸説あるようなので。。そこはご理解を

 

このお方が、メアリー1世です

逸話を聞いてから見ると、怖そうです

 

 

メアリーが即位後、

最初に処刑したのが自分より先に「イングランド初の女王」を宣言したジェーン・グレイだった。

ジェーン・グレイが王冠をいただいたのはわずか9日間。
反逆罪で投獄され、カトリックへの改宗を拒んだため7カ月後、ロンドン塔の断頭台に散った。
わずか16歳と4カ月のはかない人生だった。
 

 約300年後、フランスの歴史画家、

ポール・ドラローシュが処刑寸前のジェーンを描いたのが
「レディ・ジェーン・グレイの処刑」です。

 

ロンドン・ナショナル・ギャラリーを代表する名画。

きっと、皆さんもご存じの絵画だと思います。

「怖い絵」展が、上野の森美術館で開催されました。

 

怖い絵といっても

悲しい絵。切ない絵。に見えます

 

まさに、これから処刑が行われる

瞬間を切りっとった場面。左の侍女らは、泣き崩れ

司祭も斧をもった男も、

憐みと悲しみが溢れているようで

あなたは、殺されるべき人ではない、とも、

絵からは感じられます。

 

ドラローシュの、悲しみと切なさと憐みが

溢れた絵画です。慈しみすら覚えます。

 

 

「レディ・ジェーン・グレイの処刑」ポール・ドラローシュ

 

怖い絵展は、観に行ってなかったです。

基本、怖い絵や怖い物語やホラーは苦手で

(臆病なのです)(笑)

 

ぶらぶら美術・博物館より 参考に

 

 

 

ジェーン・グレイの儚い運命

宗教戦争や権利闘争に巻き込まれた、数奇な運命でしたね。

何でも、夏目漱石もイギリス留学中に

この絵画を観ているそうですよ。

 

 

留学中には、重度の鬱病に見舞われた漱石先生。

 

青空文庫で、読めます。

ジェーン・グレイが出て来ました。

少しだけ抜粋すると

 

英国の歴史を読んだものでジェーン・グレーの名を知らぬ者はあるまい。
またその薄命と無残の最後に同情の涙を濺そそがぬ者はあるまい。
ジェーンは義父ぎふと所天おっとの野心のために十八年の春秋しゅんじゅうを罪なくして惜気おしげもなく刑場に売った。

蹂ふみ躙にじられたる薔薇ばらの蕊しべより消え難き香かの遠く立ちて、今に至るまで史を繙ひもとく者をゆかしがらせる。


希臘語ギリシャごを解しプレートーを読んで一代の碩学せきがくアスカムをして舌を捲まかしめたる逸事は、この詩趣ある人物を想見そうけんするの好材料として何人なんびとの脳裏のうりにも保存せらるるであろう。
余はジェーンの名の前に立留ったぎり動かない。

動かないと云うよりむしろ動けない。
空想の幕はすでにあいている。

 

 

ロンドン塔を見学し、そのことを描いた書籍 アマゾン

 

 

カクテルの、ブラッディ・メアリーから

メアリー1世~ジェーングレイ~夏目漱石に辿り着くとは

思いませんでしたが、知り得たことは貴重でした。

 

重度のイギリスで鬱病を患った、漱石先生は

日本に帰っても、美術を愛されましたが

ロンドン塔の悲劇の歴史は、重かったのでは

のちの神経衰弱につながっているのではと

思えてなりません。

夢十夜も摩訶不思議な物語なり