ここ最近は、ネットから離れておりました。
SNSも、ときに完全に離れることで
充実した時間も作れたり、大好きな読書も
たくさん読めたりと、今後もそうしたいと思っています。
ようやく勤労感謝の日(祝日)である、11月23日に
トーハク(東京国立博物館)横尾忠則 寒山百得展に
忘れ物を取りに行くように、行ってまいりました。
祝日でもあり上野は混んでいて、随分外国人も多く
トーハクのチケット売り場は行列が出来ておりました。
こちらの表慶館は初めての来館です
現在トーハクの敷地内にある展示館の中で、
最も古い建物が表慶館です。
「慶びを表す」という名のとおり、1900(明治33)年、当時の皇太子(後の大正天皇)のご成婚を記念して建設が計画され、1909(明治42)年に開館しました。
2頭のライオンが鎮座しています。
十六稜の星型を描くモザイクタイル
優雅な手すりの曲線美
その存在自体がまるで美術作品のような表慶館。
明治末期の洋風建築を代表する建物として1978(昭和53年、重要文化財に指定されました。
横尾忠則、グラフィックデザイナーから画家へ
急性脳梗塞で入院した2022年にも関わらず
コロナの時期から、わずかな時期で
102点の作品を仕上げた、未完という完成作品!
画家はアーティストではなくアスリートであると語る
病気のおかげで考えなく描くことが出来たという
老齢だからこそ描けた大量作品!
一日で3点描いた日もあるという
考えた絵は、どうしても理屈っぽくなる。
余計な計算や効果や他者を意識するからだ。
中国の俗世間から一脱した寒山と拾得(風狂)といわれた
伝説のふたり。を自由に開放し
トイレットペーパーや便座も表したり
自由に、百面相の如く飛び廻る。。
現代に表れた、かんざんとじっとくは
大谷翔平さんをも激励する(笑)
笑顔のかんざんとじっとく
ヘビメタ風な、かんざんとじっとく
様ざまな、かんざんとじっとく
本展では、日本や中国においても伝統的な画題でもある寒山拾得を横尾が独自に解釈。
箒に乗った寒山やトイレットペーパーの巻物を持った拾得、あるいはアルセーヌ・ルパンやエドガー・アラン・ポー、AIやロボットをモチーフにしたものなど、
あらゆる世界を縦横無尽に駆け巡るような、時空を超えた物語が紡ぎ出されている。
遊び心が満載です。楽しい。愉快。ワクワク
「テーマに『拾(十)』の数字が入っているが、そのままではつまらないので『百』にしようと提案したものの、86歳で100点ものシリーズを描くという負荷を自分で自分にかけることになってしまった(笑)という。
そのため、目的も大義名分も捨て、
まるでアスリートのような勢いで挑戦をした。
自分の様式を捨てて、寒山拾得のように多様性を持たなくてはと考えた」という。
東京オリンピックもあり、安倍さんもおりました。
ゴッホもおりましたね。マネの草上の昼食も登場します。
作品名は描かれた日付となっており、各作品に解説はない。横尾自身が自由に描いたこれらの作品は、
鑑賞者も自由に見て、解釈することが楽しい特別展でした。
そもそも寒山拾得とは、中国・唐の時代に生きたふたりの伝説の風狂僧、寒山と拾得を指す。
寒山は巻物を、拾得は箒を持った姿をしており、禅宗における悟りの境地と表裏一体である「風狂」の境地を体現する存在として、歴史的に数多く描かれてきた。
興味深いスペシャル対談
郵便局員になりたかったと話す。。
自撮りで記念撮影♡
今回の横尾忠則展は、
東博の歴史上、初の現存作家の個展となっている。
担当キュレーターの松嶋雅人
(東京国立博物館学芸研究部調査研究課長)は、
「令和の時代になり、寒山拾得のような生き様がまた必要とされているのではないか」と語っております。
横尾忠則さんの展覧会は、はじめての私
寺尾修司、天井桟敷でのポスターが有名の人
唐十郎さんや、三島由紀夫作品とも交流があり
何やら、サイケデリック時代の強い印象が
性格も個性が強いかと思っておりましたが。。
お土産グッズが、楽しいものがいっぱい
ハイソックが、絵柄がステキでした。
買っておけばよかったです。
三宅一生とのファッションコラボも有名ですね!
お土産に、図録と2冊の書籍を購入する。
今、お土産に買った書籍
時々、死んだふりを愛読中です。
思っていたのと違う。。新たな発見がありそうです。