新潟生まれである

最後の女瞽女(ごぜ)、小林ハルさんのことは

おぼろげに知っていました。

同郷で最後の瞽女(ごぜ)が居たことだけは。。

 

 

原田マハ奇跡の人

以前読んで感動した一冊です。

日本版ヘレンケラー物語

 

 

あらすじ

物語~明治20年、盲目で耳が聞こえず、口も利けない少女の教育係として弘前の大地主の元に招かれた米国帰りの「去場安(さりばあん)」は、蔵に閉じ込められ、獣のような暮らしをする少女「介良(けら)れん」にひきあわされる・・・。

あの感動的なヘレン・ケラーとサリヴァン先生の物語を、

明治の東北弘前に移して再構築した原田版「奇跡の人」。
特に、津軽三味線をひく盲目の少女「キワ」との友情に

人間国宝になったキワとの再会は?

 

奇跡の人で出てきた盲目の少女キワのモデルは

小林ハルさんだと、ようやく確信いたしました。

 

2020年に、小林ハルさんを扱った映画が

あったことを知りませんでした。

 

瞽女GOZE 公式サイト

 

 

What’s “GOZE”とは

親しく瞽女さんと呼ばれ、三味線を奏で語り物などを唄いながら、各地を門付けして歩く「盲目の女旅芸人」のことです。幼い頃から親方と呼ばれる師匠に預けられ、瞽女として生きてゆくために厳しく芸を仕込まれました。 

 

キャ~♡ 新潟弁がいっぱい出てきて

懐かしいやら、嬉しいものです。

 

新潟のしょ、みんなして がんばろうて♪ (新潟で先行上映)

 

資料とか拝見すると

想像以上につらく過酷な人生を歩まれたという

当時は目が見えないということだけで

親兄弟親戚中から、厄介者にされ 奥座敷に隠され

瞽女(ごぜ)のような生き方しか許されなかった時代。

やがて、優しい人の出会いで、人間国宝に。

 

母の愛は、すごいですね。

盲目の我が子だから、つらく厳しく育てたのでしょう


ハルさんの口癖

「普通の時にやるのは当たり前、

難儀な時にやるのがほんとうの仕事」

「いい人と歩けば祭り、悪い人と歩けば修行」。
 

不運でも志は高く

その生きざまが、三味線と唄に哀愁が漂い

聴く人がきっと、涙するのだと思います。

 

新潟県人の誇り 。伝統文化。

人間国宝である小林ハルさんを

心に刻みたいと思います。