5月31日に観た日曜美術館

 

街に人気が消え、自粛中に思うことは
美術館に出かけ、作品に出会うことがどれほどかけがえのないものだったのか気づかされます。


番組ではアーティストや美術に関わる人たちに緊急アンケート。
こんな今だからこそ観て欲しい作品をあげてもらいました。

あの名画から知られざる逸品まで。
そこにはアートがくれる喜び、やすらぎ、そして困難な時代を生きるためのヒントがありました。
 


題して「#アートシェア」。でした。


横尾忠則さん、安藤忠雄さん、辻惟雄さん 原田マハさん、会田誠さんなどが
とっておきの一作をアートシェアした番組でした。

 

 

私がまだ観ていない作品で、最も感銘した作品がこれです。

 

オディロン・ルドン 

グラン・ブーケ (大きな花束)

三菱一号館美術館蔵館長 高橋明也氏のアートシェア作品です。
 

高橋さんがあげてくれたのはオディロン・ルドン「グランブーケ」
横1.6メートル。縦2.5メートルという巨大なパステル画。

フランス、ブルゴーニュ地方の貴族が城の食堂を飾るために描かせました。

溢れんばかりに咲き乱れる色とりどりの花々。
実は現実にはない花も描き込まれているのだそう。
 


 

コメント 

理由は、かつて東日本大震災の後に当館で公開された折、

この作品の前で、幾人もの人たちが祈るようにしていた事実。
人をして、頭(こうべ)を垂れさしめるような神々しさが本作品にはあり
鑑賞者の魂を浄化する要素に溢れています。
苦渋に満ちたコロナウイルス禍の中で、ぜひ実際に作品の前に立っていただきたいと思います。
(ただし、現在は非公開中.今秋に展示公開予定)。

 

 

日美ブログ

https://www.nhk.or.jp/nichibi-blog/column/429868.html

こちらで作品&選出者コメント全文が見れます。

 
芸術とは、ゴッホの星月夜。ピカソのゲルニカ。モネの睡蓮。などなど
改めて、アートがくれる作者の思い生き様や、
困難な時への生きるヒントも与えてくれるのだと思います。
勿論、グランブーケのように魂を浄化する
祈り、やすらぎもだと思います。
 
ペタしてね