前々から欲しかったCDを、主人から買ってもらいました

(アマゾンで)

タイトルは、『Undercurrent(底流)』アンダーカレント

ビル・エバンス&ジム・ホール (デュオ)

 

インタープレイの極致と言われる名盤

ピアノの詩人と、ギターの巨匠の奏でるメロディーは最高です

インタープレイとは

(すべての演奏者が表現者として等価の比重をもって演奏し、

それを高めあって作品を仕上げていくというもの)
 

最高に名盤といわれるだけの価値ある旋律

ウィスキーを片手に私はビールですが(笑)

静かな秋の夜長に、最高のCDです。BGMでもよし

(((o(*゚▽゚*)o)))

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=wllCTyaMuNI

エバンスは、特に私は大好きなピアノ

ジム・ホールの、アランフェス協奏曲も、

大大好きで、寝る前によく聴いております。

 

 

実は、ジャケットに魅了されていたのです。

女性が湖の水面下に漂うセンセーショナルな写真のジャケット。

 

まるで、ハムレットのオフィーリア

胸がキューンとなるようなジャケットです。

 

 

最高傑作、

ジョン・エヴァレット・ミレイ オフィーリアの絵

 

 

宝島社の広告で、樹木希林さんの

ミレーのオフィーリアに魅せて

(死ぬときくらい、好きにさせてよ)

 

 

人は必ず死ぬというのに。

 長生きを叶える技術ばかりが進歩して

 なんとまあ死ににくい時代になったことでしょう。

 死を疎むことなく、死を焦ることもなく。

 ひとつひとつの欲を手放して、

 身じまいをしていきたいと思うのです。

 人は死ねば宇宙の塵芥。せめて美しく輝く塵になりたい。

 それが、私の最後の欲なのです。BY樹木希林

 

凄い、強烈な死生観を持つ樹木希林さん(全身ガンを告白され)

死と向き合うことは、いかに生きるかと同義語と思います。

シェークスピア、ハムレットの儚くも悲劇のミレイのオフィーリアは、、

子守歌を口ずさんでいるような姿は、

強い意志さえ感じてしまう美しさに魅かれてしまいます。

夏目漱石、草枕にも

ミレイのオフィリアが登場いたします。憐れと、、

雨が降ったられるだろう。
しもりたらつめたかろ。
土のしたでは暗かろう。
浮かば波の上、
沈まば波の底、
春の水なら苦はなかろ。と書かれておりました。

 

アンダーカレントを聴いていると

シェークスピア、ハムレットの美しくも切ない悲劇の物語が浮かんできます。

ふたりのジャズマンは、きっとオフィーリアに思いを馳せ

曲を奏でていたと確信いたします。

そんな静かで優しいバラードです。

 

曲を聴きながら、オフィーリアに思いを馳せながら

今、ここ 今の時間を大切に

(私も)ひとつひとつの欲を手放して

大事に生きていこう~と思う瞬間なのでした。(*^o^*)

 

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