ソルサクΔ 生贄7人目 | ささくれc5の暇つぶしブログ

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平成7年生まれ。
弾き語り と ゲーム とたまにお絵描き。
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こんにちは。

今回はウサギとカメ、カエルの王様 という魔物を紹介します。
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まず、ウサギとカメ。画像は4gamerさんから借りてきました。スクショを上手く撮れなかったのでσ(^_^;)こんな感じです。カメの頭が人になっていて、拷問を受けているようになっています。カメの甲羅の上にはうさ耳のお姉さん。ウサギがカメをたたくとカメは強くなります。石化攻撃をしてきたりするので石の鎧をつけて戦った方がいいかもしれません。

この魔物の文献は面白かったので載せておきます。↓
女は、異性への愛情表現が、他人と違った。
「男の泣き顔」が好きで、虐めたくなる。四つん這いにした男の背中に馬乗りになって、尻を鞭で叩く。悪ふざけで「ウサギの耳」をつけたら、評判が良かった。その恰好で目配せすれば、助平な男共は鼻の下をだらしなく伸ばした。言葉巧みに、男は「教育」され、服従するはめになる。女は「ウサギ耳の悪女」として、悪名を轟かせていた。

ある貴族の男が、女に近寄ってきた。
仲が深まると、女は男を虐め始めた。責められた貴族の男は、「噂どうりだ」と満足げだった。貴族は打ち明けた。人の上に立つのは、もう疲れた――と。普段は、周りに弱みも見せられない。たまには、虚勢を解いて「情けない自分」を晒してみたい。

貴族の男は、ウサギ耳の女に求めた。もっと、自分を虐めてくれと。ウサギ耳の女は、様々な方法で男を虐めた。特注の「重たい甲羅」を背負わせて、男を床に這いつくばらせる。用を足すのも苦労する有様を、女はケラケラと楽しんだ。ウサギ耳の女は罵る。

このカメ野郎。この世でオマエほどノロいものはない――と。

ウサギ耳の女は、自分が男を虐める理由を薄々気づいていた。貴族の男と「逆の欲望」だ。女は、「弱い生き物」である。ウサギ耳の女は、それをよく知っている。なぜなら彼女の母親は、父親の虐待で酷い目にあっていたからだ。父と母の記憶を払拭するために、彼女は男を征服しようとする。男からの女への要望は、増していった。「もっと自分を征服して欲しい」と。女は、もう「新しいイジメ方」が、何も思いつかなかった。すると、目の前に白い「杯」が現れた。「代償を払えば、願いは叶う」と。女は、ついさっき浮かんだことを、口に出した。貴族の男に「絶望」を味あわせたい。自分が、彼を征服している証として――。男を最も苦しませる方法は簡単だ。愛する者を失えば、誰もが苦しむはず。

女が考えたのは、究極の放置――

女は、男の前で死んで見せたのだ。オマエに未練はない、と言い残して。男は、女のことを忘れることができない。それこそ、女のかけた呪縛だった。男を苦しめるために、女は幻影となって男の前に現れ続ける。女は本望だっただろう。男の「人生」までも、完全に掌握したのだから。男の意識には、今も、どこからか女の罵り声が聞こえてくるという。

このカメ野郎。この世でおまえほどノロいものはない――と。

やはりソルサクの文献は面白いです。設定が凝っていて。

次にカエルの王様。

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見た目はウサギとカメに似ています。王が鞭を振るうと攻撃がつよくなるので注意してください。遠距離攻撃も多数あるのでいい距離を保ちながら戦うのがいいと思います。

この魔物のついでに文献も載せます↓
その王の欠点は、少しの緊張で、大量の「脂汗」をかく体質であった。特に女性の前では、その体質が災いして、うまく振る舞うことが出来ない。
劣等感のせいで「恋に臆病」な王が、一目ぼれをした。相手は、とある女中だった。その女中も何かと「脂汗」をかく体質であった。自分と似た相手など、この世界に二人といないだろう。「運命の相手だ」という、一方的な思い込みによって、王は冷静さを失っていった。王は、その女中の後をつけ回し始めたのだ。物陰から、ジッと見つめる王の姿があった。女中は、気味の悪い気配に気づいた。それが王だと知り、女中は、脂汗を流した。

王は目を丸くした。女中の体が光に包まれ、姿を変えていく。なんと……女中の正体は、蛙だった。彼女が脂汗をかく理由も、元の姿を見れば合点がいった。その蛙は、以前、「ある人間」に命を救われたという。一言、お礼が言いたい――
強い思いが、魔法の残滓と結びつき、奇跡を起こしたのだろう。人の姿を手に入れ、その「命の恩人」を探している最中だという。
王は、まったくお構いなしだった。

「蛙でも、自分は構わない。大切に愛してあげるから」と。思いを告げられた蛙は、蛙なりに思ったという。「この王は、どこかおかしい……」と。
いずれにせよ、王の想いには応えられない。蛙の想い人は、例の「命の恩人」である。
王の前に、例の白い「杯」が現れた。王の願いは、ただ一つ。あの蛙と一緒になるための障害は、種族の違い。だから……
王が得た新しい肉体は、緑がかっていて、特有のぬめりがある。蛙飛びの訓練をした上で、意中の蛙に近づき、愛を囁く。ゲロゲロと、蛙の鳴き声を真似て。
お、重すぎる-
相手の蛙はそう戦慄し、池に逃げ込んでしまった。さすがの王も落胆し、そして遂に怒り出した。ここまでしたのに、なぜ分かってくれないのか。こんなに愛しているのに、なぜ振り向いてくれない?
王は、蛙を「拘束」し自由を奪った。
王は気づいていない。恋愛経験が乏しいせいで、恋愛によって育まれるはずだった感情表現が、うまく機能しなくなっていることを。王は「拘束」した蛙へ、一方的に愛を注ぎ込む。それは端からみれば「調教」のようだった。
王は気づいていない。自身の愛情表現が、どれだけ歪な形をしているかを。
それは、王自身の変わり果てた姿よりも、よほど化け物じみている。

この二つの魔物は対策ができればそこまで強くはないので気軽に戦えます。

長くなりそうなので今回はここまで!
次回はランダムの要請を造る白紙ページのお話をしようと思います。

ではでは(^_^)ノシ