広島刑務所. | 佐々木リョウ Blog.

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シンガー・ソングライター、佐々木リョウによる日々の記録 Since.2012


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初めて来た遊園地のようだ。

世間一般、もちろん僕も含めこの場所のイメージは決して良いものじゃないだろうと思う。

ただ、昨日・今日と過ごして来て純粋に楽しかった。

帰り際は体育祭や文化祭が終わったあとのような少しセンチメンタルになってしまっている自分がいたくらいだ。

きっと、壁の向こうの世界を僕らは頭の中で無駄に着色しているのだろうとも思った。

刑期を日々こなす受刑者の方も一人の、普通の、僕らと何も変わらん人間だ。

こういう言い方をすると、加害者に手を差し伸べるように聴こえるかもしれない。

ただ、どんな角度でこの話をしてもきっとトゲがあるだろう。


僕が最終的に辿り着いた答えは、



せめて音楽で受刑者の方に響く音楽を作りたいってとこに落ち着いた。


響くってなんだろって考えたときに、


きっと、受刑者の方が僕らと同じフィールドで生活を始めたとき、

僕の言葉が、幸せを育てるヒントになったらいいなって。


そんなことを思って、



書いた曲の歌詞をここに残しておきます。

約束
Words and music by
佐々木リョウ

万能な消しゴムでも
消せない文字は消さなくていい
引っかき傷は
明日の君に見せて繰り返し
切り取られた空の下 
あの壁の向こう 何を思う
取れないペンキの取り方は
君がよく知ってるはずだ

家に帰ろうよ 
何年でも何十年後でも
待っている人が一人でも居るから
その人の為に

世間では悪役な君も
家庭ではヒーローって呼ぶよ
もう二度と繰り返さないって
誓ったなら またゼロから歩めばいい そうでしょ

人の評価はきっと厳しく
避けては通れない道を行け
良薬 口に苦しのごとく 
それを愛情と解け

いつか必ず何年か後
何十年後でも
理解ある人 一人でも出来るから 
その人の為に

変わってく景色の中で 
変わってく時代の中で
変わらずに失わないように自分を
またゼロから作ればいい そうでしょ

君も僕もなにも変わらない 
幸せは自分で育てるんだ
人の命があって僕らは生きてる
今日より明日、
明日より明後日の方へ

「いってきます」
キミが言うと
「いってらっしゃい」
愛をくれる
ただいまにお帰り、
おやすみ、また明日 
想像してご覧よ

変わってく景色の中で
変わってく時代の中で
変わらずに失わないように自分を
またゼロから作ればいい

世間では悪役な君も
家庭ではヒーローって呼ぶよ
もう二度と繰り返さないって
誓ったなら またゼロから歩めばいい


行けるさ大丈夫
君なら愛があるから

いけるさ






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