天ノ橋立の彼方 | 空堀ホイホイ

空堀ホイホイ

ベロベロバー

遅ればせながら先日の古代史座談会ありがとうございました!

ここんとこばたばた忙しくて、振り返ってじっくり内容を吟味することも出来てませんが、なかなか充実した内容でした。

ニギハヤヒは実態がよくわからないのですが、大阪には伝承が残されていますので石切神社や磐船神社に訪れるのがおすすめだと思います。

古代史のロマン中のロマンです。

しかし、座談会では日本書紀の神武東遷を丁寧になぞり、逆に東征の背景を浮き彫りにしながら、物部目線と言われる先代旧事と合わせて、ニギハヤヒの存在を肯定的に捉えようとしました。

それは今月のテーマ「国宝海部氏系図」に繋がるために必要でした。

海部氏の始祖彦火明命とニギハヤヒが同一人物かもという説がありますが、どうやら記紀の編纂の際にこの辺りの歴史が閉じ込められているようです。

蘇我氏、物部氏、尾張氏、葛城氏を辿って行くと海部氏に行き当たります。

丹後です。

考古学的におびただしい数の古墳や遺跡が発掘されています。

丹後王国は謎に包まれていますが、鉄の道、翡翠の道のロジスティックタウンだったようです。

運河の開発もあった形跡があるようです。2,3世紀に。

つまり、邪馬台国の時代と被ります。

丹後を邪馬台国には比定しませんが、その時代に大陸との交流が盛んに行われていた形跡がたくさん証明されている丹後です。

そこから国宝指定されている海部氏系図が出てきました。

その内容の精査はまだまだこれからでしょうが、これは皇国史観以降の昭和、平成の歴史観のおおらかな流れとしては特筆すべき事実でしょう。

それを、やります。

本気で丹後に訪れたい気分です。

聖徳太子の母親、穴穂部皇女は丹後の出身らしく、ヤマトとの繋がりを解き明かすことが、アジアの古代史に大きく貢献すると確信しています。

今年の最後の古代史座談会。

空堀から育むパンゲア思想㉒

「国宝海部氏系図 ~天ノ橋立の彼方~」

11月25日水曜日 

@空堀studioFATE

19時start

よろしくお願いします!