汚れちまった英雄たち | 空堀ホイホイ

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おかげさまで先日の古代史座談会も盛況でした。

毎回ですが、今回は皆さん社会の授業でもおなじみの乙巳の変、大化の改新ということなので、定説を慎重に扱いながら、その上で自由闊達な座談を繰り広げさせていただきました。

図説 日本史通覧/帝国書院



⇧ こちら、最近本屋さんでも山積みでよく見かけます。現在の歴史の授業でも実用されてるこちらの参考書を叩き台にさせていただきました。

お勧めですよ。

しかし、皆さん、異説を唱えたくてウズウズした感じが、さすがの座談会な雰囲気でございました。

今回は、いつも中大兄皇子がボロカスに言われる座談会ですが、実は、百済難民を受け入れることに貢献したんじゃないかという結論が、なかなか感動的な場面でした。


当時も今も、やはり政治の外交が難しく、非常に重要で慎重に取り組まなければいけないのだと痛感しました。

歴史にもしもはナンセンスですが、もし、入鹿が、窮地の百済に対して、もっと何かしらの配慮があれば、乙巳の変のようなクーデターは避けられたかもしれません。

蘇我氏4代の栄華。

稲目、馬子、蝦夷、入鹿は挫折が無かった故に、政治マネジメントの詰めに脇の甘さがあったのかもしれません。

一方、百済渡来人は祖国の存亡というのっぴきならない状況の中で、必死だったのでしょう。

また、今回調べなおして学びたり無さを感じたのは、当時の新羅でした。

金春秋、金庾信、またピダムの乱。

これ辺りが、乙巳の変のストーリー性に酷使してるという説はよく見受けますが、これは今後追求のしがいがやはりありますね。

そして、大海人皇子。



というわけで、次回はその大海人皇子こと、後の天武天皇の后、ウノノサララこと、持統女帝を取り上げます!!

少女漫画ではおなじみの里中満智子「天上の虹」が先ほど、遂に完結したよですが、我々はそんな少女漫画に描かれた持統像に迫ります。

乞うご期待!!








古代史座談会

空堀から育むパンゲア思想⑱

7月22日水曜日

@空堀FATE

夜露死苦!!