
震災以降のバンプの曲は、重いなーという感じで、どこか、向き合うのがしんどいかな、と、正直思ってました。
実際、大変な時期で、たくさんのロックバンドも模索したり、苦悩したりしながらも、それでも、何かしら、発信していました。
バンプも例外ではなく、彼らの音楽を支持する僕達も決して、例外ではありません。
今更、「自由」って言葉が、深く自分自身に突き刺さって、ふと、立ち止まって感慨にふけさせられました。
孤独とか、希望とか、普遍的な言葉で、これでもかと、相変わらず、藤原基央という人は、8ビートに乗せて、聞き手に、問いかけ、苦悩する魂に揺さぶりを掛けてきます。
さて、ようやく、バンプの新作を聞きました。
いや、聴き続けています。
同封されているライブDVDも含めて、ほんとに、ほんとに、素晴らしいバンドだな~と、思います。
やはり、震災以降のレクイエムをタイトル「RAY」という突き抜けた言葉で、過去と今と、そして未来を、8ビートで結んで、繋げていく意思を感じました。
個人的には、ライブDVDの内容で、はっと思い出したり、不覚に涙を流してしまうシーンがたくさんありました。
冒頭の「ステージオブ・ザ グラウンド」での「迷った日も 間違った日も ライトは君を照らしていたんだ」のフレーズに、あー、そうだったな、鼻歌でこの歌、歌って励まされてたなとか。
「K」の叩きつけるような演奏とか。
「メーデー」での増川君のギターの瑞々しさとか。
青いっすね。
でも、バンプの音楽はそんなナイーブな奴らのBGMでありたいという覚悟や願いが込められてるのは、彼らの音楽を知ってる方々なら、ご承知でしょう。
だから、聞き手も、常に、愚直な自分と向き合う行為を、一生続けるのです。
彼らの唄と共に。
ほんと、ソレダケ。
バンプのライブ見たですね。
チケットなかなか取れないようですが、大きなスタジアムで、スケールの大きなバンプのロックンロールを体験したいです。