Indirect Memories/bed
今年も早いもので師走になってしまいました。
毎日仕事や生活に追われていますが、ロック体験的には、吉村さんが亡くなられた五月の終わりから止まってるような感覚もなきにしろ非ずかな。
たくさんいろんなバンドが毎晩何処かで素敵なライブをやったり、今年もたくさん素晴らしいアルバム作品が産み落とされたはず。
最近のライブハウスシーンにはすっかり疎くなりましたが、どういうわけか今まで全く見たことも聞いたことも無いベッドの新作だけは本日発売日に手に入れているという不思議な体験をしております。
これがまた素晴らしいアルバムです。
明日、会社の近所のレコード屋でアコースティックライブらしいけど、本気で行きたい。
こんなに言葉が届いてくる唄は久しくなかったかもしれん。
アルバム最後の曲「僕ら」のサビが、今のロックの立ち位置を宣言してるような
大袈裟に言えば、震災以降のアンセムのようにも感じました。
今日で震災から1000日ですが、このようなトーンの作品が世に放たれるのも必然なのかもしれません。
引きずるようなビートが、連れてきた唄が、足元から世界を照らすようだ。
いいバンドに出会うときは、いつも、何かを失った、後に、跡に、痕に。