社長は社長と呼ばれて社長になる、する。 | 空堀ホイホイ

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「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方/岩田 松雄



今日は、社長とミーティングで、最近読んだ本の話してたら、こちらの本の名前があがり、自分も最近立ち読みしてたので話が盛り上がりました。

リーダー像といえば、カリスマ性があり、独自の思想を持ち、孤独に打ち勝ち、とか、そんなイメージが多いですが、実はそうじゃなくても、いいんだよってな内容やったかな。

しかし、社長から聞ける生々しい経営者の苦悩と、それと向き合ってやっていく話の方が断然説得力がありました。

我々、末端の従業員なんぞ、会社解雇されても、なんぼでも再就職できますもん。

しかし事業に失敗して、負債を抱えた経営者は、大変や。

はっきり言って会社経営なんぞやるもんじゃないと思ったね。

先代が亡くなる前、今の二代目に向かって「お前にやらしたる、お前に社長やらしたる、お前も24時間、365日働け」って言ってた光景が印象的やった。

ほんまにその通り、毎日、いつも会社のことで頭いっぱいや言ってた。

寝てても、緊張してるって言ってた。

元々先代は息子の今の二代目に会社を継がそうとは考えて無かったらしいのだが、2年前、急に先代に癌が見つかって、急遽、継がせることになったらしいのだが、二代目は最初、会社を継ぐのは嫌やったらしい。

しかし、去年の夏に先代が無くなって、その一ヵ月後、代表取締役に就任。

以来、社員のみんなは彼にほんとに社長になってもらいたいから当たり前やけど「社長」と呼ぶことによって、箔を付けさせてきた。

二代目も最初は遠慮とか、迷いとか、楽な誘惑などいろんな葛藤を経て、最近では以前より箔が出てきたかな。

リーダーってのは生まれたときから突出した存在ではなく、環境とか状況とか、その人のマインド、周りの人などの影響やかかわりの中で育ち、育まれるものなのでしょう。

実際、大変やけど。

そら、敵も作るしね。

とにかく孤独やろし。

社長言ってたけど、経営者同士での飲み会って、かなり泣きべそのかきあいで、どろどろらしい。


自分としては、会社のトップが入れ替わる瞬間とか、その生々しい経緯などの話を聞けたりして、非常にいい勉強させてもらってるなと思います。

働く意識がかなり変わったね。

これはこれからの時代を生き残っていく上で重要なヒントをもらってると思います。

例えば、会社のアルバイトの末端の人でも、経営者の感覚がある会社は強いと思う。

会社から数字を見せられれば見せられるほど、考えて、行動しようって思うしね。

例えば、バイトに「時給上げるためにはどうしたらいいと思う?」って聞いて、どんどんやる気のある奴にはチャンスを与えるべきやと思います。

そんな中から、リーダーは現れるのでしょう。

迷いながら、間違いながら。