Everything(It’s You)/Mr.Children
あー、ミスチルやなー、と、この曲がヒットしていた当時、十数年前を回想してしまいますがね。
小室ファミリーのヒット曲と混じってラジオやテレビ、有線でよく流れてました。
なんやろな、とにかく当時の自分はロックバンドでエレキギター弾きたいねんけど、それだけではあかんなと思い始め、それまで大好きだったのに倦厭してた歌謡曲を素直に聞きなおすようになりまして、で、そういった類の曲がどうやって出来てるのかに異様に興味を持つようになって、で、コードとかコード進行について改めて独学やけど調べだしたんですが。
めっちゃ分厚い歌本買ってきて、片っ端から知ってる曲を弾き語りしましたね。
路上でもやった。当時はゆずが出てきたころで、流行ってた。
ミスチルはやっぱりビートルズがルーツにあると思います。
誰がどう歌っても絶対メロディアスになるコード進行があるんですけど、この曲なんてその典型です。
サビのGから降下していく循環コードなんかそう。
そのサビの頭で絶叫しながら「ステーイ」はウルフルズの「バンザーイ」に通じます。
なんかのミスチルのドキュメントビデオで、リハでそんなことやってんのありました。
Aメロで7thコードを巧みに使ってるのもいいな。
てか、歌謡曲ええわ。
Jポップええわ。
十代のころまで3コードのロックが多かったけど、ミスチルの弾き語りってコードが多くて、ギターからしたらやり甲斐があるんです。
で、影響されて自分で曲作ったとき、如何にたくさんコードを使うかに燃えてましたね。
それまで一曲で5個も使えば多かった方やのに、10個以上無理やりコードを詰め込んでました。
バンドの打ち上げの席なんかで、そのバンドのメインソングライターと話すと、似たような経緯で話が盛り上がって色々教えてもらうこともあったな。
先日もバンドやってる連中とそんな話してて、基本的にロックギターリストはリフですよね。
しかしほんとに良いギターリストはコード進行で曲やバンド演奏を捉えるみたいな話してました。
もっと言えば、コード進行をリフ的に捉えていると。
キースリチャーズなんかきっとそうやと思う。
で、ギターリストのストロークとドラマーの三点が、やっぱり大事やなと。
ミスチル、ドラムさん素晴らしいですね。
この曲、他にもピアノアレンジの動画があがってるんですが、バンドアレンジの方が好きですね。