明日で阪神・淡路大震災から17年です。
去年は東日本大震災があったから、震災に対しての防災意識がぐっとまた高まりました。
一口に17年といっても、ほんとに時代が変わってしまいました。
17年前は、まだ携帯電話もパソコンも今ほど普及してなかったし。
世の中も、不況やったけど、まだ明るい話題もたくさんありました。
昭和も大変やったけど、平成も大変な時代です。
ほんとは、平成七年の阪神淡路大震災、オウム事件を契機に変わらなければいけなかったはずです。
そしたら、ひょっとしたら、去年の東日本大震災による、原発事故は今よりも被害を小さく出来ていたかも知れない。
国民は、この国の腐敗を知るのに、あまりに大きすぎる犠牲を払ってしまった。
そして、色んな意見が渦巻き、争い、迷い、憤り、途方に暮れている。
政治には期待できず、期待を背負った政治家たちは、理不尽な旧既得権益によって手足を縛られている。
先日の大阪市で集まった原発市民投票では6万筆もの署名を集めたが、これまた様々な意見が対立している。
マスコミは当たり前に、偏向報道を決め込み、改善の余地が無い。
アメリカでは在日米軍基地の撤退を訴えているロン・ポール氏が大統領選に出馬しているが、日本国民は彼の存在すら知らない人がほとんどである。
17年前が懐かしい。
あの頃はまだ、無邪気に未来を語れた。
阪神淡路大震災も、街の復興でなんとか未来に希望を持とうとやってこれた。
しかし、今回の原発事故はトドメのようにこの国の息の根を止めようとする。
毎日食べものに気を使い、風向きを気にしながら被曝を恐れる日々。
時代は変わった。
悪くなった。
そして、もっと悪くなる。
平成は、終わった。
いや、終わっていた。
新しい時代は来るのか、来ないのか。
17年前の自分になんて伝えよう。