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日本をダメにしたこの民主党議員たち/松木 謙公


松木さん、この本の中で菅元首相のこと、ボロカスに書いてました。

ホンマに大っキライなんやね。

政治に関心のある方なら御存知の通り、松木さんは、菅内閣への不信任決議に賛成票を入れて、民主党を除籍になりました。

しかし、その筋の通った行為に、賞賛の声も多かったですが。

でも、数ヶ月前の政局のことですが、思い出すのも、なんか、あまりに醜い茶番劇をみせられていたようで、ほんとは、震災復興、復旧、原発事故への対応など、やるべきことがたくさんあるのに、なにやってたんやろって思いますね。

でも、自分も含めて、ツイッターなんかで情報拾ってると、わーっと、そんな茶番劇に煽られたりもして、ちょっと自己嫌悪的な感じにもなったりもしますが、皆さんは如何ですか?

で、この松木さんの本読んで、当時は僕も「よくやった!支持するぜ」みたいな感じやったんですが、ちょっと変わりましたね。

なんていうんやろ。

組織論とか大袈裟なことは語れませんが、政治家として、公人として、どうやったんやろかなと。

もちろん、人としての生き方としては大絶賛です。今も。

だって、あの菅内閣は、支持できないですよ。

震災以前から、民主党の掲げていた政策をどんどん破っていってたし、小沢氏に対する仕打ちも酷いもんでした。

誰のお陰で総理大臣になれたと思っとんねや。

で、震災の対応、原発事故の対応に多くの批判がありました。

でも、あの時点では、とにかくあの政府にやってもらわないかんかったでしょ。

国民にとって選択肢があれしかなかったって。

ほんと悲劇ですわ。

そんな中で、与党の民主党議員からも、多くの批判や疑問が吹き出て、その中の一人に松木さんもいた。

松木さんは、貫いた。

立派や。

でも、これだけ気骨のある議員には、政権与党に残って欲しかった。

難しいですね。




松木さんは震災後、被災地で瓦礫をトラックで運んだり、慣れない作業も随分やられたようです。

これから新党の結成なども、色々と考えておられるでしょう。

これからの活動に、期待したいです。

さて、この著書でハッと気付かされたとこがあります。

政権交代して総理大臣になった鳩山由紀夫さん。

この人、大臣経験も無く、いきなり総理大臣になったんですね。

今更気づきました。

思い出されるのは2007年、当時自民党福田内閣の時の小沢民主党との大連立構想です。

これねー、僕も当時は「え!?」って感じで、小沢さんが何者かよくわかってなかったんです。

でも、今になってやっとわかったのは、小沢さんは民主党に政権与党とは何哉を経験させたかったんですね。

それと、既得権益層からすると、この大連立には相当な危機感もあったと推測されてます。

実は福田さんて、かなり闘っていたというのも分かって来ましたが、当時の報道のされ方じゃねー。ちょっと可哀想でしたね。

まあ、潰されたわけですわ。

松木さんも当時を回顧しながら、今の民主党の有様を嘆いていますね。

ま、それほど生々しいお話しは書いておられませんが、今後の松木さんに頑張って欲しいです。

難しいね、政治って。