青春の残骸 | 空堀ホイホイ

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オールドルーキー/竹原ピストル



もう解散してしまいましたが、野狐禅という2人組みのユニットがいたんです。

そのギターボーカルの竹原ピストルさんがココ数年ピンで活動されていることは周りのバンド友達の間でも評判でした。

先日、eastern youthの吉野さんもブログにこのライブ動画を貼りつけしてまして、今さらながらまじまじと見入ってしまいました。

この嗄声。

そして、無骨だけど、繊細な唄。

今更ながら、昨日CD買ってしまいました。

ほんと、素晴らしくて、素晴らしくて。

この曲の歌詞、全部転載したいくらい。

必要なのは走り続けることじゃない

走り始め続けることだ



この歌詞に、ガツンと鼻っ柱を折られる気がしました。



まだ20代の頃なんかは、倒れないために走り続けているんだ的な事言って気がしましたが、実際はそんなカッコのいいもんじゃなかった。

人の前では、カッコの良い事言って、実は、人目につかないとこで、怠けて、逃げて、言い訳しまくりでした。

挫折してるくせに。

  

でもね、あまりに人生に辛くなったら、休めばいいんですよ。

何も恥じることはない。

負けたら、負けたで、正直に白状すればいい。

だけど、肝心なのは、その後も、続いていくっていう、地獄と向き合えるかってこと。

人間、そう簡単に死ねないんです。

無様に、続いていくんです。

枯れていく過程には、腐敗という過程を避けて通れないんです。

これが、一番キツイ。

其れを知った上での、「走り始める」勇気ですよ。

 ココ数日、この唄のサビの「オールドルーキ~」をずっと鼻歌で歌ってます。



先日、久しぶりに引き語りしたんですが、改めて、ギター一本で人前で歌を歌うという行為は、なんてアグレッシブな行為なんだろうと思いました。

曲が裸の状態の、美しさ。

故に、危うくて。


如何ほどのものを人に伝えられたのかは、知る由もないが、何年も前に書いた自分の歌を、ようやく客観的に歌えるようになり、それでも、当時の情景が甦り、不覚にも、唄の途中で、喉が詰まりそうになり。

切実な唄ばかりを残してきたんやな、と、我に帰り。

で、やはり、また、言葉を手に入れ、新しい曲を作らねばという、欲求のような脅迫にも駆られたりもしながら。

  

このところ、自分の人生に何が起こっているのやら、我ながらわからず、時代の流れにもついていけずで、正直戸惑っている。

。。。。まあ、いい。


とりあえず、キーはGで、サビコードがC-D-Em的なんがいい。

はは、この「オールドルーキー」とおんなじや。


また唄が唄いたい。