
最近江上波夫氏「騎馬民族国家 改訂版」を読んでいるので、その伏線としてこちらの著書を振り返りまする。
この著書は井沢元彦氏と小林恵子氏の対談で、古代史好きな方にはなかなか興味深いお話がたくさん交わされております。
井沢さんが小林さんの聞き役という感じでスタートするのだが、最終的にお互い言い合いになってしまってます。
お互い持論が商売道具ですからね。
小林恵子さんは、江上波夫氏のお弟子さんで、かなりアジア史を自由闊達に研究されたようです。
かなりアジア史にお詳しく、持論もかなり迫力がある。
定説に凝り固まった頭を粉砕してくれます。
まず、井沢氏も小林氏も「記紀」に対しては鵜呑みにせず、行間を読み解き、持論を導きだされておられます。
まあ、天智、天武が何者であったかの詳細は、人それぞれ諸説があっていいと思うので、参考として読み流しました。
やっぱり、山形明郷説が一番説得力があるな。
邪馬台国や卑弥呼、倭国、この辺りは山形説を軸に僕は考えたいのでズレますね。
でも、アジア史から日本史を見る視点は同じで、まだまだこれから色んな人が色んな持論を展開していくことが望まれます。
っていうか、言ったもん勝ち的なとこはあるな、古代史は。
最近「騎馬民族国家」の前半を読み終えたとこだが、今まで中央アジアの騎馬民族、遊牧民族についての名称なんかがチンプンカンプンだったのが多少解ってきたかな。
匈奴、突厥、鮮卑、烏桓、ツラン、とか。
地名とかも覚えるの大事ですね。
きっと、物凄く日本と密接な歴史があるのでしょう。
例えば、日本とトルコは仲良しですよね。
これまた、歴史的に非常にふか~い縁があるようです。
それから、モンゴル。
朝青龍をいじめたらいけません。
トンデモ説で、源義経が大陸に渡ってチンギスハンになったなんて話がありますが、あながち否定は出来ないかもですよ。
最後に、この著書で「大本営は鵜呑みにしない」といことでお二人が興味深いお話をされています。
最近だと原発事故の隠蔽問題ですね。原発事故に関しても触れています。
これはマスコミ報道にも言えますが、平安時代以降培われた体質、国風と言ってます。
それと、小林恵子さんは、今まで、右翼の人から脅されたことが無いようです。
それに対して井沢氏が「小林さんの本が難しくて読めないんでしょう」と。
あははっは。
うん、ほんとに難しいよ。
アジアの国境を揺るがす対談だわ。
追記
↓こちらの動画、何回かアップしてますが、小沢さん韓国で、騎馬民族説を講演で話されています。
政治家がこのような発言をするのは、たくさんの批判もあるでしょうが、僕は支持します。
騎馬民族説がどうとかではなく、明らかに、小沢氏はこれからのアジアの時代を見据えて、韓国でこのような内容の講演をしていた訳です。
妄想。
籠の中の鳥は、小鳩に「わたしを自由にして下さい」と命じた。
つまり、政権交代は今上天皇が、、、、、
続きは、また今度。