宝島 (偕成社文庫)/ロバート・ルイス スティーブンソン
去年、サンテレビで朝再放送してた「宝島」
何回も見たことあったけど見る時期によって感想が違うのが良い。
小学校の時に原作読んだことあったけど、もっかい読んでみた。
この作品、原作者が奥さんの連子に贈った作品だったんですね。
冒頭の献辞に「君の親友である作者より」は、そういうことなんですね。
物語の主人公ジムは父を亡くしているが、海賊のシルバーと出会うことで、シルバーに父性を求める。
作者はシルバーを介して、息子にメッセージを込めたかったのだろう。
アニメでの、最終回のラストシーンがいつも印象に残る。
なんやろか。
多分、実の父親が実の息子に、こういうメッセージは説けないよな気がする。
もっと現実的というか、真っ当に、普通に、というか。
まあ、うちの親父とも散々やりあったが、未だにその辺りで反りが合わん。
しかし、社会に出て、色んな人に出会う中で、シルバー的な人物から、アウトロー的な生き方に憧れたりして、道を踏み外す事も、多々あった。
今回、原作読みなおして思ったのは、アニメの方のシルバーは、カッコ良すぎる。
もちろん相当ずる賢いならず者なのだが、原作ではブサイクな輩を連想する。
というか、俺にとって「宝島」はアニメの「宝島」やなと再認識。
原作にオリジナルの話を加えられているが、全然いけてる。
DVDボックス買おかな。
今、「宝島」見ると、ジムの気持ちも分かるし、シルバーの野望も分かる。
今のコは「ワンピース」なんかな。
実は読んだこと無いねんけど、今度古本屋で大人買いしよ。
海賊はいいね。
海賊はいい。
一攫千金か。
男は野望が無いと生かされないな。