日本の夜明けは旧来の邪馬台国論争の粉砕から | 空堀ホイホイ

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卑弥呼の正体―虚構の楼閣に立つ「邪馬台」国/山形 明郷

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さて、大変ですよ。

これまでの邪馬台国論争に終止符を打つのと同時に、新たな、そして真実に覚醒された邪馬台国論争の時代の幕開けになるこの著書。

これまでの邪馬台国論争は木を見て森を見ず的でした。

つまり、日本国内で自己完結してるだけで、大陸の膨大な歴史資料の解析には追求がなされてこなかった。

この著書の著者、山形氏は貧乏暮らしをしながでも、中国、朝鮮の膨大な史書を読みあさられた。

こういう人、好きやな~。

この著書の参考文献が著書の最後に記されているが、それがそれを物語っている。

僕は山形氏を信頼します。

さて、その邪馬台国の具体的な場所の考察だが、まず、旧来の先入観を解かなければならない。

手っ取り早く地図を参考にします。

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某サイトからお借りいたしました。m(_ _ )m

つまり、倭国とは地図上で色付けされた辺りだろうという前提に山形説は終始します。

旧来の説だと、倭国とは日本のことであると。

僕自身も学校でそう習っていました。

ところが、その辺りの根拠を探っていくととんでもない事実が判明してくるんです。

なんと、日本側が自国に都合のイイように朝鮮の歴史を改竄していたんです。

僕はこの事実が一番重要で、歴史の改竄に留まらず、最近のマスコミにも警鐘を鳴らしたいです。

兎に角この地図で示される、帯方から邪馬台国を目指してください。

旧来の説だと帯方は現在のソウルから平壌辺りにかけた辺りだとされています。

そこから、有名な水行ナントカとかで、日本の九州だとか近畿だとか訳が分からんくなりますよね。

しかし、山形氏は万巻の史書を読み尽くされて、地図の辺りが帯方であったと解かれます。

きっと、正しいと思います。

詳細は著書を読まれれば一番よく納得されると思います。

従来の認識の朝鮮史を、北の方へズラすと、色んな点と線が結ばれるんです。

だから、この山形説がこれからドンドン立証されてくると、かなり大幅に教科書や歴史図を書き直されるのが余儀なくされるでしょう。

と同時に、過去の歴史を改竄した学者達は断罪されるべきでしょう。

ほんま、嘘だらけの世界やな。

先日も本屋で邪馬台国関係の本を色々見てみたけど、全て間違って見えました。

先に書いたように、木を見て森を見ずなり。

山形説のスケール感、執念、情熱にいずれも劣る内容のものばかりだ。

この著書の価値は、邪馬台国の場所の追求ではない。

山形氏の追求した説から、読者が如何なる判断を持って、これからの未来に自由闊達な研究や議論を重ね、真実の追究とともに、アジアの友好と発展の礎と出来るかなのではないか。

歴史はロマンである。

お上の一方的な押し付けはゴメンだ。

歴史に限らず、様々な分野でコペルニクス的発想の転換が迫られているこの時代。

まだまだ、山形説はトンデモ話にされるかもしれない。

しかし、珠玉の文章に託された情熱と執念は及ばず乍ら僕自身受け止めて、更なる学習に努めたいと感じる。

さー、音をたてて虚像の常識が崩れ始める。

いよいよ時代は巨悪の焙り出しに突入した。

最後に笑うのは誰だ。