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知人でデビュー前の木下くんと一緒にスタジオ入った人いるんですが、当時の時点で唄が突出して存在感があったようです。
彼独特のはみ出る感じっていうんでしょうか。
声が、はみ出てくる感じ。
それが色気になるんです。
木下くんは大阪の靱公園の近所が実家だったらしいですが、殺伐とした大阪マッドシティーで育ちながら彼自身の表現が固まっていったんでしょうか。
バンドメンバーの変遷など紆余曲折がまた彼の音楽に妄想的なストーリーを与えます。
アップした曲はヘッセの名著「車輪の下」からですね。
車輪の下 (新潮文庫)/ヘッセ

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木下くんも父親と仲が悪かったんでしょうか。
父親と息子は対立しがちですが、幼き頃の躾なのか単なる虐待なのか区別の付かない暴力は大人になって冷静に鑑みても疑問に思うことが多々あります。
成長して行く過程で自分なりに折り合いつけていってるのだろうが、何時までも思春期の傷をひけらかしてても仕方がないです。
木下くんの唄にはそんな葛藤や苦悩がそのはみ出した感じの声になって届いてくるんです。
ヘッセの「車輪の下」はどう仕様も無い結末だったが、木下くんはアートスクールでこれから何を歌っていくんやろ。