夏の参議院選挙まであと二ヶ月程。
我々庶民の民意を国政に反映してくれる政治家が無事に当選出来ることを願うばかりだ。
自分は去年の衆院選の比例区では「国民新党」に一票投じた。
その選択は今も間違っていたとは全く思っていない。
衆院選のあった夜、扇町の焼き鳥屋でバンドやってる連中と飲みながらその日の衆院選の話題になった。
俺は正直に国民新党に投票したことをみんなに話した。
そしたら笑われた。
「今更郵政の見直しか?あははははは」
俺はこう言い返した。
「郵便貯金の350兆円がアメリカに流れるらしいぞ」
そしたら更に笑われた。
「それって痴漢で捕まった植草なんとかの戯言やろ」
それから凡そ一ヶ月後、国会中継を眺めていた。
当時、西川氏の退任の件で亀井氏が自民党から質問されていた。
亀井氏ははっきりこう答えた。
「郵便貯金の350兆円が、アメリカに渡らなくて本当に良かった。」
国会内は静まり返り、ヤジも無かった。
やっぱり本当だったじゃないか。
因みにそのシーンは俺の知る限り何処の放送局も取り上げなかった。
恥ずかしながら俺自身、パソコンを去年の秋に友人から譲ってもらい、ようやくネットでテレビや大手のマスコミとは違う情報に触れる事が出来るようになった。
まず沖縄の基地移設問題を調べていくうちにテレビや新聞が如何にインチキであるかが解ってきた。
これには本当に憤りを覚えた。
更に東京地検と小沢氏の一連の虚偽記載問題。
これは、去年3月の西松事件の時はまだ俺自身も小沢氏のダーティーなイメージを持ったままマスコミの報道を鵜呑みにしかけていたが、何だか違和感を感じた。
確か、当時、アメリカからヒラリーが来日し、小沢氏に面会を求めたがこれを小沢氏が断った。
それから間もなく西松事件が勃発する。
やっぱりアメリカに逆らう政治家は潰しにかけられるのかと何となく思った。
それからネットにて良質なブログ等に出会い、それまでの疑念を確かなものにした。
毎日凄まじい情報戦だ。
付いていくのがやっとだ。
なかにはガセネタもある。
ますます自分の直感や学習が求められる。
暇があれば本屋に赴き、気になる本を読み漁る。
お陰で自分の引き出しも多少は増えたようだ。
先日、団塊の世代のおっちゃんと政治談義になった。
おっちゃんは所謂B層(この呼び方は好ましくないが)かもしれない。
しかし非常に政治に関心を示されていた。パソコンはやってない。
話題は連日報道されている沖縄基地移設問題だった。
おっちゃんは読売、産経、朝日辺りの報道に影響を受けていた。
俺はそれらの情報を露骨に批判はしなかった。
ただ、俺の知りうる情報の中から如何に端的におっちゃんに違った視点でそれらの情報にスパイスを与えられるかと考えながら話した。
その中で先日、この基地移設問題と並行して水面下でロシアとの駆け引きがある的な話をふってみた。
これにおっちゃんは目の色を変えて俺の情報に関心を示した。
おっちゃんは「北方領土は日本のモンや。そうか、面白い視点やな。」
おっちゃん、もし北方油田の開発で北海道の平均所得が倍増になったら一緒に北に向かおうぜ。
我は屯田兵