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10年程前やったかなー、当時千日前にあったマザーホールで多分1回目のラッシュボールがあったんです。
メンツがピロウズ、バンプ、ホフディラン、グルーヴァーズ、スネイルランプ、ストーム、やったかな。
多分ね、このイベントでピロウズとバンプは出会ってると思われるんです。
バンプは3番手で丁度メジャーデビュー寸前だったと思うんですが、凄い人気でした。
しかしまだまだ演奏は荒くて、藤原君も力んで歌っててあの低く響く声がガチガチに強ばってた場面もありました。
錚々たるメンツの中でかなりのプレッシャーもあったと思います。確か2番手はスネイルランプで、会場はモッシュの嵐の後でしたからね。
でも徐々に自分らのペースを取り戻しながら約30分のステージを立派にこなしてました。
きっとアウェイに感じたんでしょう。こんなこと言ってました。
「お前らが嫌だっつっても歌ってやる」
こんな一言に彼らの覚悟が感じられました。
一緒に見に行った友達もバンプは特別なバンドやなと、感慨に耽ってました。
しかし次に登場したピロウズの一発目の出音ですっかりそれまでの空気を持っていかれてしまいました。
やっぱりピロウズは貫禄があった。
現在のギターロックシーンを語るのにピロウズの存在抜きには絶対語れない。
あれから10年程経過して、シーンは成熟した。
このピロウズのトリビュート盤は美しい系譜の上に胡座をかくのではなく、今日も戦い続けるギターロック戦士達の共闘声明なのである。