この話もどっかでしたような気がするけど。
…高校生の時、女子からよく「カワイイ」と言われるオナカと、議論になった。
俺にとって「カワイイ」は、もはや望むべくもない永遠の憧れだった。
俺「怖いってのは、マイナスじゃんか。何もしなくとも、人にマイナスな感情を与えてしまうわけじゃんか。それに比べてカワイイは、プラスじゃんか。愛されキャラじゃんか」
オナカ「いやいや、カワイイと言われてる時点で、相手としては褒めてるわけで、愛想笑いしなきゃいけないんだ。本当はカワイイなんて言われたくないのに。その時点で異性ではないんだよ。だったらまだ怖いの方が異性と見なされてる」
「いやいや、怖いってのは、恐怖を与えているわけだ。異性も何もないよ。自分何も悪くなくとも、怖いってだけで、相手に悪いことしてる気分になるよ。だったらカワイイ〜とか言われてる方が人気者じゃんか」
「いやいや、カワイイってのは、ペットとかにも使うわけで、その時点で何だかちょっと下に見られてる気分になるんだよ。なめられてるというか」
「いやいや、例えばボクシングでも、怖そうな顔して痛そうな顔してたら、3倍カッコ悪いんだよ。その点カワイイキャラなら、痛そうな顔したりしても許されるどころか、『大丈夫?』とか優しい声をかけられるんだよ」
「いやいや、そういう同情みたいのは、情けない。やっぱりどっか下に見られてる。男として頼られるような感じにはならない」
…お互いの議論は、平行線のまま。
議論は数時間に及んだが、決着はつかなかった。笑
…。
…今思うに、「自分と反対の意見にこそ、自分一人では絶対気付かない学びがある」と気付き出したのは、この頃からだった。
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