5/5、15時集合。
白丁と言われる、神社でお神輿を担ぐに相応しい白着衣。
烏帽子かぶって、出発。
…駄菓子菓子。
ここからが、長い。
くらやみ祭の名の如く、夕暮れ以降に開始なのだが、最初に青年回と町内会(?)の合流、その後地域の隣と合流、その後また6の宮の合流、でまた本の宮からスタート。
神輿担ぐのは、15時に準備して集合して、19時くらい。
…まぁ、運営も色々大変なのだろう。
さぁ、いよいよお祭りの開始!!
決められた位置に入れるのは、4〜5人。
それに、10〜20人近い担ぎ手がいる。
交代で担ぐ。
…。
良いことなのだろうが、以前と比べて大分大人しくなった印象。
割り当てられた所に、順番に人が入る。
神輿を皆で力入れて担がなきゃ、マジで危ない。
俺等の所は何となく順番で交代してたが、完全に一列になって順番通り担いでる人達もいた。
1トンを超える神輿を皆で担ぐ。
自分一人の影響力は、ほぼ感じない。
それは皆そうだろうが、それでも皆で作り上げるパワーがある。
皆で気合を入れれば、1トンを超える神輿が宙に踊る。
…ちょっと、この社会構造に似てる気がした。
…今回一番意外だったのが、女神輿。
「女神輿だぁー!」となって、一瞬だけ全員女性。
…女はほとんど上げる力にはなってないんじゃないかと感じてたが、驚くべきことに、女性のみでも1トンを超える神輿は上がってた。
…別に鍛えてもいないだろうし、むしろ華奢な人が多かった感じもしたが、上がってた。
ちょっと衝撃だった。
…個人的に少し残念だったのが。
以前のようなクレイジー加減が無くなってたこと。
普段温厚なお父さんが、目ん玉ひん剥いて「どけゴルァああああーー!!」
「なんだコラーー!!」
「ナニコラタココラ!!」
となってる姿が、ほぼ見られなかったこと。
熱気や掛け声は上がっているが、「危険」がほぼなかったこと。
普通に華奢な女の子でも担げてること。
殺人なんてとんでもない、喧嘩も一つも見なかった。
…いやまぁ、良いことなのですけれども。
…自分が初めて担いだ時を確認して、驚いた。
何と20年前だった。
そりゃメンツも作法も変わってはくるなと。
…全体的に大人しくなってる感はあったけれど、それでも「ゆとり世代」とか「さとり世代」とか呼ばれてる年代の人達にも、熱い魂を持った人間は一定数いる。
…俺らの時も「最近の若いもんは」などと言われたが、熱い魂を持った人間達は一定数いた。
…だから、ボクシングはいつになっても下火にこそなれ、なくならないのだろう。心強いことだ。
…時代を変え面子を変え文化を変え、ずっと残って行くのだろう。
残っていってほしい。
…ゴールデンウィーク3.4.5、特に5日の晩、大国魂神社くらやみ祭。
一度行ってみるのも、面白いよ。
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