今日は、とても大切なことを言います。

どうか記憶の片隅にでも。

……。

我々が幼稚園保育園の頃から言われてましたよね。

人間関係の本でも自己啓発の本でもおそらく恋愛本でも。

ズーッと、言われてたこと。

言われ続けてたこと。

人生で、最も大切な、忘れてはならないことの一つ。

……俺のはあくまで俺の意見だから、自分の答えを一度立ち止まって振り返ってから、この先を読んでください。

……人生で最も大切なものの一つで、自分の心がけとして、それ無くしてはならないもの。

ずーーっと昔から、言われ続けてること。

……。

ズバリ答えから入ると。

「相手の立場になれ」。

さらに言うと。

「相手の『気持ち』を考えろ」。

昔から、色んな本に書かれている。

……では一歩進めて、「なぜ」同じことが繰り返し語られ続けるのか。

……。

……それは、その意見が真実で有用であり、しかしながらかつ、「とても難しいこと」だからだ。

「これは真実に間違いない。しかしできてない人が多い。自分も含めて(もしくは自分は違うけれど)」

それを言葉に残し、受け取った人も後世に伝えていくのだ。


……そう思う。

全ての人が、もしも自分の気持ちをちゃんと考えてくれたら、かなりの悩みなどなくなるはずだ。

……けれど、それに近づくためには、まず「自分から」相手の気持ちを考えてあげられなければならない。

人の気持ちも考えず、ただ自分の気持ちだけ満たしたいと皆で言い合っていてもどうにもならない。


……ワタクシ、これ少しだけできますよ?

てか、得意でした。


……ボクシングでな!!


……。

正直に言おう。

俺は、自分より強い相手に何度も勝ってきた。

それは、違った意味で「相手の気持ち」を考えたからだ。

すなわち、

「こうやったら相手は楽そうだな」

「相手はこれが苦しそうだな」

「相手はこれが得意だからそれを潰せばかなり嫌なはずだ」

「あ、相手の気持ちが動揺した!」

「ボディ入った!必死で効いてないふりしてるのが分かる!チャンスは今だ!!」

「あ、この人はこれ系の動きを嫌がるな。もっとやってリズムを崩そう」

…。

謙遜なしに、俺は大した運動神経を持ってなかった。(……「『そんなこと言ってるけど本当は運動神経いいに決まってる』と思ってたら、本当に運動神経普通の人でビックリした」と言われたことがある。えっへん)

自分より強いヤツに勝つためには、自分の得意なことすらも時として捨て、相手の苦手なことをやり続けた。

変則ファイターと言われることもあるが、それもできるってだけで、色んな引き出しがある。それを作った。自らひたすら試行錯誤を重ねて。


現役時代はなるべく言いたくなかったが、ボクシングで一番でかいのは、才能だ。

呆れるほどの才能をずっと間近に見てきた。

それは途方もない距離だった。

けれど戦わずして諦めるのは嫌だった。

もがきにもがいた、22年間。


やるだけやったら、悔しいけれど、後悔はない。

…この紛らわしい言葉の意味がちゃんと伝われば幸いだ。

…。

違う価値観は刺激になる。自分が大きくなる。俺はこれからもなるべく自分の殻を作らず、どこまでも大きくなりたい。

追記・ボクシング以外で人の気持ちを読み取るのは苦手です。笑
佐々木基樹が得意なのは、ボクシングのみ。


試合直前


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