今日は、フィクションの話をしようじゃないか。
…くれぐれも、フィクションなので、余計な詮索をしてはいけない。
…。
…この世には、「へなちょこ学部」という学部が存在する。
…へなちょこ学部にも、なぜかボクシング部が存在する。
…やはり強さとは、全ての男の目指す道なのだ。
へなちょこ学部ボクシング部には、女子マネージャーが選手の3倍くらいいたりする。
…しかも、その女子マネージャー達は皆一定以上の美人揃いだったりする。
「…なんか、マネージャーやけに可愛いコ多くね??」
「…ああ、面接で3番の2位落とすからね。笑」
…女子マネージャー志望の人を、面接という名の容姿チェックで3分の2落とすと!!
…ムキイ…と、…まだ早い。
練習用具やバンデージまで、洗濯してバンデージ巻いて持ってくるのも、マネージャー達の仕事。
…なので、選手は本当練習しかしなくていい。
ゴングが鳴れば全員にうがいの水とバケツがスッと出される。
…なぜ知ってるかと言うと、そこに友人がいて、一回どんなもんかと遊びに行って、少しボクシング教えた。ちなみに当時プロテスト受ける前だか後だったかくらい。
…レベルは、もちろん全く違う。
…プロジムでざっくり言うと、入門して1〜2ヶ月練習しました、くらいの人達。
基本的なワンツーやカウンターを教えると、そのスピードの違いにどよめきが起こる。
おおー!と。
コーチの話も一瞬出たが、結局そのままで。
…まぁ、分かりやすい話が、週2サークルみたいなボクシング部。
ただし、トレーニングウェアとかはブランド物揃えてて、俺は普段練習着にしてるボロい短パンとTシャツ。
で、練習が終わると大学に併設されている広い駐車場から、各自のピカピカの外車とかで帰るという。
…。
その大会にも行った。
彼等は、他の普通のボクシング部とやったら話にならないから、彼等のみで大会を開いていた。
へなちょこ学部限定のボクシング大会が存在するのだ。
…最近色んなジムでスパーリング大会が開かれてるけど、そっちの方がよほどレベル高い。
…初心者あるあるで、開始ゴング直後から目を閉じて顎出したまま顔だけ打ち合って。
開始1分くらいでお互いにスタミナ切れて。笑
…その時のワタクシを、顔文字で一文字で表そう!
…。
……。
………。
(⌒-⌒; )
…。
一つ、忘れ難い思い出。
…ある、馬面(ウマヅラ)の学生。
試合中、パンチを受けたわけでもないのに、突如クルッと後ろを向いて、ロープに両手を乗せたまま苦悶の表情。
試合は一時中断。
レフリーが駆け寄る。
「どうした?大丈夫か??」
「…。」
「…どうしたんだ??何があったんだ??」
「……。」
馬面は、ただ苦悶の表情を浮かべる。
「…どうしたんだ!?」
「…。」
「どうしたんだ!?」
「…痛い…。」
「どこが痛いんだ??続行できるか?」
「…痛い…」
「…だから、どうした??どこが痛いんだ??」
…実際にあった、衝撃の一言がこちら!
3
2
1
「…ファールカップの…
紐が…
ケツに食い込んで…。
…痛い…」
カンカンカーン!!
前代未聞、おそらく史上その試合だけであろう、まさかの「ファールカップの紐がケツに食い込んで戦意喪失」KO負け!!笑笑
ヒヒーーン!!
…日本は、平和で良い国である。
くれぐれも、全てフィクションである。
銭湯の看板猫
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