伝説と言える予備校講師がいた。

…たいていの人気予備校講師は、いつもニコニコしていて人当たりが良く、教え方が上手だったりジョークが上手かったりイケメンもしくは美人だったり、何かしらの個性を作って教壇に立ったりしていたが。

その先生は違った。

一見しておじいちゃん。

その先生の作るオリジナルテキストは、”choice exercises “。

…知ってる人が、誰か一人はいると思う。

英語の授業というよりも、英語を通して人生を教えてた。

…予備校だから、受験生は効率の良い勉強のテクニックとか、いかに最小限の労力で受験を突破するかを学びに行ってる人が多数なはずなんだけど。

その授業は、毎回満室だった。

奥井潔先生。

東大講師もやられていた。

…当たり前だけど、東大講師ってことは、馬鹿みたいに頭の良い東大生に、勉強を教えてるんだぜ??

…。

四半世紀以上経って、今も忘れないことがいくつかある。

その一つ。

…。

「難問題に、挑め。」

…。

「お気楽簡単なものなどに、本当に価値あるものなど存在しない。」

「それが何だって構わない。
どんなことだっていい。
難しいことにこそ、挑め!」

「困難に、怖気付くな。克服せよ!真正面から挑め!!」

「難しければ難しいほどいい!!」

「困難こそが価値だ!!」

「不可能に、真正面から挑戦せよ!!」

「最後の最後まで、諦めずに闘うんだ!!」

…そんなことを、ヨボヨボに近いおじいちゃん先生が声を張り上げて言うのさ。

その熱は、その哲学は、今も俺の中に伝わっている。

…。

難しいことにこそ、挑戦しようぜ。

「そんなこと、不可能だよ」。

人からそう言われてナンボだよ。

やると言ったらやる。

断固やり遂げる。

俺は、そう在りたい。


奥井潔先生


♯って、ちょっとマジになり過ぎちゃったかなぁ〜笑


⇩一位になりたいのは、不可能か


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