ウクライナが大変なんだってね。

ロシアが攻めてきそうで、日本人は避難勧告と。

…ウクライナって、以前は世界3位の核保有国だったんだって。

んで、ロシアから「核持つのはやめようよ。攻めたりしないからさ♩」と言われて核手放したら、今になって攻められる可能性が満々に出てきたと。

…。

…ウクライナ。

個人的に、心象強い。

…何を隠そう、今を遡ること13年前。

世界タイトルマッチ初挑戦したのが、ウクライナのドネツクって町だった。

…当時普段、スーパーライト級でやってた。

…その後、減量の奥義を発見して、2回級下のライト級まで落としてやってたことを考えても、ウェルター級は大きかった。

…普段の体重が大体68キロ代。

ちょっと厚着して練習したら、リミットの66.6キロは余裕だった。

なぜ減量せずにやってたのか??

チャンスが来たからさ。

正確に言うと、最初DANGAN の瀬端さんが東洋タイトルのチャンスを振ってくれた。

レブ・サンティリャン。

…その試合をやるために帝拳ジムに移籍したというのが、今だから言える話で。笑

…当時日本ランキング10人、東洋ランキング15人いた。

単純確率で言うと、次の試合でチャンピオンに挑戦できる確率は、10分の1以下。

1年間でそのチャンスは、大体3回。

単純計算で、3年以上待たなきゃならない。

…そりゃやるよ。

ほんで、東洋獲れば世界ランキングに入る。

…東洋圏内のウェルター級以下なら誰と闘おうが俺が最強だと知っていたからね。

だから減量する必要もなかった。

けれど世界タイトルマッチとなれば、話は別だ。

減量なしで勝てるわけがない。

世界ランキング15位。

…まぁ東洋タイトルはウェルター級でやって、世界タイトルはスーパーライトで狙おう。

…。

…俺は世界ランカーとしては、負けも多かった。

…すると、まさかの向こうサイドからのオファー!!

相手は無敗のチャンピオン、ビアチェスラフ・センチェンコ。

…もちろん、アウェイのウクライナでの試合。

…当時、確か日本人海外世界挑戦失敗記録は、確か32連敗とかだった。笑

…32連敗ですよ??

…単純に、ドローや無効試合を考えず、勝ちと負けを2分の1だとしてみると。

…二連続で負ける確率は、4分の1。

三連続で負ける確率は、8分の1。

それを繰り返すと。

32回連続って、どん位の確率だと思う??笑

…。

…何と。

4,294,967,296分の1!!笑笑

…42億分の1ですよ!!

…もちろん、それは単純計算しすぎではあるけど。笑

可能性が、ごくごく低かったのは間違いない。

…駄菓子菓子、だ。

次いつ来るか分からないチャンス、逃せるか??

世界一への、扉だぜ??

人生かけていい、やってやるって思い続ける人間の、一つのゴールだぜ??

…やるよね。

どんだけ無理だろうが、無茶だろうが。

皆に哀れみを込めた目で見られようが。

関係ない。

…。

…世界チャンピオンだって、指名試合とかでない限り、なるべくなら安全な相手とやって防衛したいわけだ。

…可能性は、1%ないかもしれない。

けれど、ゼロということは絶対にない。

その、針の穴より小さい、1%未満の確率しか見てなかった。

…。

…その時たまたま三浦コーチとたまたま話す機会があって。

「すげー楽じゃんかよぉ!誰も勝つと思ってねーんだぜ!?したら負けたって何も失うもんねーよ。そんで勝ってみろよ!?大フィーバーだぜ?!ノーリスクウルトラリターンだよ!!」。

…ものは、考えよう。

こういう、ポジティブな考えを持つ人と、特に大切な試合前はいるのがいい。

⇩撮影koさん・チケット買って自腹でウクライナ行き、撮影に集中してくれてたありがたき人

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