カミングアウトします。

オレはゲイです。

…と言った場合。

俺の心と身体は、どういうものだと想像するだろうか?

「え、佐々木、男の体して、実は男が好きなの?気持ち悪!」が、大半ではないかと思うけど。

…違うんですよ。

実は、まったく正反対。

違ったのは、心ではなく、身体なのです。

…。

「らしくあれ」というどこかの校訓が好きで。

「男は男らしくあれ、女は女らしくあれ」と思って来た俺は、以前はゲイとか気持ち悪くて、近寄りたくなかった。


…イスラム教なんかじゃ刑法犯罪になるしね。

「同性愛の罪で逮捕」と、最悪死刑もあるらしいよ。


…。

…旅の途中、とあるゲイの男と話してて。

「あ、この人は本当に女だ」と確信を得た。

男のくせして男が好きなのではなく、普通の女の人に、なぜか男性器がついていたのだ。

…「男女産み分け方法」もあり、いろんな条件を組み合わせると7割だか8割まで生まれる子供の性別を調節することかできる。

…母親の胎内で受精するときに、その時の体液が酸性とかアルカリ性とかも関係あるらしい。

…なので、ちょうど真ん中辺りだった場合に、心は男で体が女で産まれてきちゃったりするらしい。


…それから、二人、今度は体が女で心が男、の人に出会った。

…やはり、普通に男だった。

普通に男同士の会話。

ボーイッシュな女性、とかでは全然ない。


…ちなみにたまたまだけど、心が男で体が女の二人とも「彼女」持ちで、その彼女さんとも会わせてもらったことかある。

…普通に、男女のカップル。男女の会話。

何も変じゃない。

…パッと見、普通のカップル。

完全に男と女。

ちょっと気の多い男に、女がヤキモチ焼いてたりして。

…身体が女同士の方が、まだ抵抗は薄い気がするけど。

…身体が男同士の方が、やっぱキツイ気がする。苦笑


ちなみに、性転換手術して、戸籍も変えられるんだって。

女性と思って知り合ってた人が、元男ということも、全然あり得るのだ。


…日本は同調圧力の国だ。

多数派が、もっと言えば多数派でさえあればそれがよしとされる。

なので、性転換手術とかはタイとかなんだろうね。日本にあんまりないだろうし。

日本では少数派であるだけで、その意見や真実はもみ消される。

…ちなみにタイ行くとゲイがやたら多いように感じるけど。

タイは、単純に偏見がないんだ。

オカマの格好したコンビニ店員はおろか、銀行員も見たことある。

単に自分の本来の姿で生きられるだけ。

そういう意味では、日本は後進国と言わざるを得ない。

なので、オカマキャラとか「変な人」になりきって生活していかなくてはならない。

‥で、もう一回最初の謎掛けにもどり。

仮に、俺がゲイですと言った場合。

‥心は、思われてるまんまと変わらない。

男として生き、男として死にたいと願ってる。

恋愛対象は女。

…多数派と誓うのは。

単にチ○コがなかったと。

心は男だけど体が女だったということ。


古今東西、…大昔から現代に至るまで、アフリカの奥地だろうと先進国だろうと、日本の平安時代だろうと。

ゲイは約7%いるということ。

学校でひとクラス40人いたら、3人くらいいたということ。

けれど今も日本じゃ、ほとんどの人がどうしても言えないだろう。


中国の昔の刑罰にあったけど。

チ○コ切り取りの刑。

‥死刑よりもしかしたら重い刑罰が、生まれながらだよ??

これ相当きついよな。

体が男の人には、深く同意されるだろう。


…しまった!また一つ雑学を思い出してしまった!

ウッカリ話が膨らんでしまう俺の博学の大馬鹿野郎!!

…。

ジームクント・フロイト。

フロイトはその著書で、「女は男にコンプレックス持っている。チン○がないからだ」ということを書いている。

…それ読んだ時は、この人頭おかしいな、クレイジーだと思ったけど。

「バカと天才は紙一重」なんていうのは、間違ってる。

バカと天才は、同居し得る。

何も矛盾しない。

確実に重なってる。

むしろクレイジーさのない天才の方が、少ないんじゃないかと思う。


最近になって日本もようやくカミングアウトできる雰囲気が整えられつつあるけど。

まだまだ遅れてます。

理解を早めよう。


身体が女で心が男の友達が、ある時つぶやいたメッセージは忘れられない。

「今度産まれてくる時は、男でも女でもいいので、心と体の性別が一致した状態で生まれてきたいですねー」


…。

軽い調子で言ってたけど。

これは、重い真実だ。


…もしも自分が、心と体の性別が一致しているなら、それだけでかなりラッキーだ。

…。

イスラム教国の法律しかり。

…これは完全に間違ってるが、いかんせん永遠の少数派であるので、改善されるのはまだまだ先の話だろう。


多数派が必ず正義ではない。

少数派が必ず間違ってるわけではない。

それが何だっていい、自分の中にある真実は、大切に持っていていいと俺は思う。



実際の二人







格闘技ランキングへ

にほんブログ村 格闘技ブログへ
にほんブログ村