かつて帝拳が新規入会を停止していた時に、俺が帝拳に連れてきた尾川。(接頭語が大切。笑)
……世界は不運なドーピング疑惑で流れたが、WBOアジアタイトル獲得なるか。
1ラウンド
風格の出てきた尾川。
相手が出てきたところ、冷静に左フック引っ掛ける。うまい!
が、フィリピン人の左!
クリーンヒット。
取られたか。
……しかし、フィリピン人の落ち着きよ。
本当に海外出て仕事する国民だからか。
……10人1人が海外で働く。……もっと多かった気がしたけど。
……本当に落ち着いて試合をする。
スパーどころかマスボクシングやってるみたいに、淡々と仕事をする。
2 バッティング。相手。
……サウスポーとの戦いでは、どうしても頭が当たりやすくなる。
チャンピオン側ならまだしも、挑戦者側は4ラウンド終了前までにストップになったらドローになって王座防衛になってしまう。
それは気をつけなくてはならない。
……しかし尾川、強くなったな……!
取り返す。イーブン。
3
バッティング再び!
血まみれ。
リングサイドで見てた人の話では、俺の試合でもかつて止められたように、
血がピューッと吹き出してたそうだ。
「血が垂れる」とか「大量に出る」とかじゃなくて、ピューッと立体的に。
……それは見えなかったが、これ終わる!
それは分かった!
そうとなればとにかくいけ!!
ポイントを取っておかねばならない!!
……ちなみに、血を止めるのは実は難しい。
建前上、ワセリンしか使っちゃいけないことになってるし。
(ワセリンで血が止まるか!)
……世界戦になると帝拳ジムの場合呼んでくれるカットマンとか、
血を止めるのが上手いってだけでロスからわざわざ呼ぶからね。
もしものカットただそれだけのために。
4
あれだけ出てた血、一瞬止まる。
繊大さん、やはりすごい。
一応止まってた。
そりゃ打ち合ったりしてればまた出ちゃうが。
ラウンドラスト、またぶつかる。
仕方ないっちゃ仕方ないけど。
……ここで終わったらドロー!
……てか、両者すげー出血!!
遠くで見ててもダメ!
終わる!!
そしたらとにかく先にポイント取っとけ!!
……それを熟知してる両者、ピッチ上げてポイントを取りに行く!
……いつ止まるかわからない。
……てか、普通だったらどちらか一方の出血でも止められるくらいの
出血を、両者してた。
……でも、負傷ドローでなく負傷判定になる4回終了まで続けさせて
もらえちゃうのが、ホームの強み。笑
……血なんて、1リッターとか出なきゃ死んだりする確率は低いんだ。
出血なんて全然どってこたない。
……それよりも、ストップのタイミングの方がよっぽど問題だ。
血なんてカットした分ごとき、いくらだって出ていいんだよ。
……まぁ止めるのがルールになってるけど。
ひとまず、4ラウンド終了。
これで負傷ドローはない!!
……挑戦者側にとって、ドローは敗北も同じだ。
王座防衛で終わるんだから。
これで負傷ドローはなくなった。
いけ尾川!!
(続く)
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