昨夜、深夜。
共有ロビーに行くと、若者ばかり。
それは見てパッと分かったが、後で聞くと16〜18歳。
……そりゃ若けーよ。
……俺が下手に会話に加わり彼らの話したい話を遮っても悪いので、最初話を聞いてた。
が。
「何でそんなにガタイがいいんですか?」となり。
「ん?そう?」とか言ってたんだけど。
実はボクシングやっててね。もう引退したんだけどねと。
「おおー!」となり。
お決まりの、痛くないんですか減量は辛くないんですかの素人質問責めになり。
……。
昨日も同じことその場で話したんだけど。
……大抵の人は、なんか人より得意なことあるじゃんか。
それで想像してみてほしい。
習い事でもいいし、たまたまの能力でもいいし、職業なんて一番いい。
その、自分が専門にやってることに対して。
何も知らない人から、1から質問される。
……これは、めんどくさいことなんですよ。
大抵はその専門職の仕事の一部に相当するわけですよ。
同じレベルや自分より上のレベルの人と話すのは学びになるし面白いけど。
その世界で常識になってることを、何も知らない人に1から説明するのはめんどくさいわけですよ。
……例えば自分が家建てる業者だとするならば、その過程や理由などを、お客さんに説明しなきゃならない。
けどそれは、仕事であって。
やらなきゃいけないこと。
普通の仕事してたら、そんなに専門技術を知らない人に教えなきゃならないシーンというのはないんだけど。
どういうわけかボクシングは、知らない人がものすごく聞きたがる。
だから特に若い頃はめんどくさいからボクサーだと言うことを隠すことも一時期あった。
自分にはデメリットしかないから。
せっかく旅に来て、非日常の異国や異文化の話をしたいのに、分かり切ってる日常の専門分野の話をさせられるこの苦痛。
……だったんだけど。
オッサンになると、若いヤツにあれやこれや伝えたくなるわけですね。笑
昨夜も結局、引退式でするようなガッチリ話を、ウッカリしっかりしてきちゃいました。
「16歳の仕事塾」さんでたまに高校講師行かせてもらってるけど。
……そーいえばブログにアップしてなかったけど、東京出る前日もしてきた。
……顔見れば分かる。
自分の話が伝わってるかどうか。
「どこどこの学校の生徒は、人の話を聞かない」「こらー!話を聞けー!おしゃべりするなー!」
……違う。
生徒が聞かないんじゃない、自分が聞かせられないんだ。
自分が引き込む話をできないから、私語を始めるんだ。
常に自分がどうあるか、自分に何が出来るかに集中すべきなんだ。
……で、なんの話だっけ??
……そうそう、16〜18歳の若者しかいなかったけど、ガッチリ話してきましたって話。
「シラケ世代」なんて言われるけど。
「俺らの時代は違った」なんでウッカリ言いたくなっちゃうけど。
聞くところによると、「最近の若者は……」なんて話は、古代エジプトの遺跡の中にも書かれてるらしいぞ。
我々人類は常に、下の世代を見下してきた。
しかしもしそれが事実なら、ホントとうの昔に人類は劣化し続け、滅びてる。
生物学的な事情もあり、人類にこれ以上の進化は難しいらしいが(ググればこのブログの過去記事にあるはず)、下の世代の方が基本的に優れているのは、間違いのない事実だ。
ガッチリ話してみて、感じた。
今時の若いヤツも、アツいもんは持ってる。
まだまだ捨てたもんじゃない。
俺も作品は見てないので、ぜひ見てみたいしみた人の感想が聞きたい。詳しくはまた明日。
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