「かぼちゃの馬車」事件。続き。
悪いやつは残念ながらワンサカいるので、必ずちゃんと勉強してリサーチ積んでから物事取り組みましょうねと。
損するのは自分なのだから。
……ワタクシ、今のところ競売等を中心に物件を購入しているんですよ。
……競売(けいばい)って、要は借金のカタに差し押さえられた物件を購入すると。
まだそんなに沢山のケースを見てるわけではないけど。
まさにかぼちゃの馬車と同じようなケースも実際にあったから。
……。
田舎の土地持ちの人のところに、人の良さそうな不動産屋が来る。
「この土地が誰の土地か」ってのは、誰でも簡単に分かるようになっている。法務局行って登記簿取ればいいだけ。300円とか。なんなら今すぐオンラインで誰でも出来る。しかもいつ誰がどこに何を担保に借りたかまで、国のお墨付きで分かるようになっている。
「これだけ広大な土地があったら、固定資産税も大変でしょう(実際大変。一億円の土地持ってれば何もしなくてもそれだけで毎年固定資産税ザックリ140万円かかる)。 建物建てればそれだけで固定資産税は6分の1になりますよ。(それは本当) それどころか、土地を一部売って集合住宅作って家賃もらえば、現金収入が毎月入ってきます。地主さんはほとんど何もしなくていいです。ハンコ押すだけ。あとは私どもの仕事ですから」
空いてる土地持ってるだけで毎年固定資産税持っていかれて困ってたら、フムフムと思うっしょ。
せっかくなら有効活用しなきゃと。
「建てるなら耐用年数も長くしっかりした賃貸物件がおススメです」
「……けど、もしも誰も入らなかったら?」
「ご安心下さい。家賃保証をこちらでつけさせていただきます。仮に誰も入らなくても家賃収入が入ります。地主さんは特をするだけです。私どもも仕事になります。誰も損はしませんし、させません!必ず!お任せ下さい!!」
……それは素晴らしい!!
どこにも損する要素はない!
その話に乗ればこの人も儲けになるわけだし。
……で、それならばと、ど田舎の辺ぴな場所に突如鉄筋コンクリートの立派な集合住宅が建つ。
最初はバッチリ家賃保証がつく。
……しかし、家賃保証の「保証」はない。
ここ重要。
家賃保証はあっても、家賃保証をちゃんとする保証はない。
何じゃそりゃと俺も思うけど。
「やっぱ家賃保証は下げます」と言わないとは言ってない。「絶対やめません」とも言ってない。
「家賃保証の額は下げます」さらには「家賃保証はもうやめます」でおしまい。
不動産屋は仲介手数料入る。建築会社は建築してお金入る。……それを紹介した人=不動産屋にも再びお金が流れてたりする。
銀行も、それまでの利子と延滞金と元金を回収できればバッチリ儲け。
……で、数年後、家賃保証打ち切り。
もちろんローンは払えません。
……で、土地建物は、人の手に渡ると。
……この世の中、こうした理不尽はまだまだある。
かぼちゃの馬車の場合は、たまたまあれだけ一社で大ごとになったからまだマシだけど、ただ泣きを見てる人もわんさかいますよと。
……いや、信じた人はいい人だと思うよ?
不動産屋やグルになってた建築屋や銀行が悪いよ?
……けど、買った人の「見込み不足」で終わるから。
……「信じるには責任が伴う」のだ。
「ヤスイヨヤスイヨ」のクズ宝石買ってきて売れなくても、損するのは自分なんだ。
……先の建築屋の話、リアルにこの目で見て聞いた話だから。
そんな話世の中に腐るほどあるから。
……たまたま、「かぼちゃの馬車」は組織ぐるみで件数も多く、被害者や金額がまとめて大きかったから事件にもなったけど。
あれ単体だったら全然事件にならないから。
そうやって表に出されず泣きを見てる人は大勢いるから。
投資やりたい人は、賛成だけど。
やるならしっかり勉強してからやりましょうねと。
……ちなみに俺も、まだまだ全然勉強不足。
いつも札幌の特殊工作員師匠に助けられてばかりだ。
これから本腰入れて勉強しなければならない。
……何もやらなくていいのは、銀行預金。
それならいい。
……利子率0.5%じゃ、物価上昇にすら追いつかなそうだけど。
……ただ何か投資やろうと思うなら、最終的に自己責任で全てやらなきゃいけないから。
お金預けときゃあとは人がやってくれるってのは、やっぱり銀行預金だから。
気を付けましょうねと。
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