帝拳ジムまで行って、ミゲール・コットと闘った亀海にインタビュー。
ーお疲れさん。
いきなりだけど、ミゲール・コットについてどうだったか。
「自分の調子は良かった。アップまでは繊大さんも『これまでで1番のパンチ力』と言ってたくらい。……けれど、やはり調子が上がりすぎたのか、上腕二頭筋(いわゆる力こぶ)の部分が2ラウンドくらいにおかしくなって、4ラウンド目には完全に力が入らなくなってた。接近戦が要の自分にとって、これは致命的だった」
軽度の肉離れの症状だったと言う。
「それが想定外だった。色んなものが調子良くいってて、最後にまさかの想定外」。
「緊張も全くしなかった」と。
「コット自体は完全に想定内だった」
では逆に、コットの凄かったところは?
「……フットワークをあれだけ使ってて最後まで落ちないのは凄いと感じた」
効いたパンチは?
「8か9辺りに一発もらって、それは効いたけど、その他は効いたというパンチはないしダメージもなかった」
さて、それでは、ラストクエスチョン。
もう一度、ミゲール・コットとやったらどうなるか。
少し考えた後。
「勝率として五分五分ですかね。実際にやった手応えから」。
大抵のボクサーは、「もう一回やったら今度は絶対勝てる」と思うものだが。
それは亀海も承知の上で。
亀海はものすごく冷静に自分を客観視できる部分があるので、そこの所は他のボクサーと同じだと思わない方がいいかもしれない。
……まぁ、実際すぐにコットは難しいかもしれないが、次の試合はすぐにでも向こうのプロモーターが組んでくれそうなこと言ってたと。
世界に挑む亀海に、今後も期待したい。
↓俺のランキングアップにも期待したい。
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