昨日の続き。
「一昨日ぢゃねーか!」というクレームはなしの方向で。
スパー後に、「どこか悪いところはないですか?」と聞いてくる人がいる。
その時点ですごく良いところと悪いところがある。
スパー相手から学ぼうとする点は大いに良い。
自分から聞かなければ大抵教えてくれない。
……聞いてもないのに教えてくれるアドバイスは、正直あんまり意味のないことも多いし。笑
次に、悪い点。
それは。
「悪い点」を聞いているところ。
……自分の目指すものは何か?
最強だろ。
悪いところがなくなれば、最強になれると思うのか?
違う。
最強とは、欠点のないことではない。
他の誰にも真似できない「強み」を持つ者のことだ。
「悪いところ」ではなく、「良いところ」。
そしてそれの活かし方。
そこに最大の焦点を当てるんだ。
欠点は、致命傷にならないよう最小限に抑えれば良い。
強みを活かすことを第一に考えるんだ。
ズバリ言うと、「その相手にとって、何が嫌だったか」を聞くのだ。
そしてもう1つ。
とても汎用性のある大切なことをお伝えしよう。
もちろん誰にも言ってはいけない。
人が見るものは、その人の中で膨(ふく)らむのだ。
……毎日このおやじボクサー日記を読む人は、佐々木基樹が頭の中でガンガン膨らんでいるのだ!
……グワッハッハ
ざまー見ろ!
……なんでやねん!?
……もとい。
「何を見るか」。
それこそがその人の行く先を決める。
「またか」と言わないで……いや、むしろ言ってくれたら嬉しい。
バイクの教習所行くと、曲がる時にはカーブの曲がった先を見ろと教えられる。
例えば左に曲がるなら左に曲がった先。
時には前ではなくほぼ直角に左を向きながら、左に曲がって行くことになる。
人は、その向いている方向に向かって進んでいくのだ。
「悪いところ」を聞く人は、「自分の悪いところ」を見ている。あるいは見ようとしている。
……もちろん悪いところをなくすのも大切だけど、それにばかり意識を集中させていてはいけない。
自分の良さ。
自分の強み。
そこに最大の焦点を当て、伸ばしていくのだ。
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