1年前の5月19日に書いたものを、改訂して再掲。


自分の歩んできた道ややってきたことに対して、後悔はしないようにしてるけど。

反省することは、いくらでもある。

反省とまではいかなくとも、「こうしておけばより良かったな」と。


ボクサー日記に関して今になって思うこと、それは。


失敗した話をもっと書いとけば良かったなと。


実際問題、俺のリアルボクサー日記なんてもしもつけてたら、ひらめきと行動、
チャレンジと失敗。その繰り返しになる。

失敗に終わった話なんて、自分だってしたくはないし、読んでる方だって何も役に立たないだろうし。

そもそも一歩間違えたら愚痴にしかならないじゃんか。

そんな意味のないことに貴重な時間を費やしてはいられない。


・・・なんて風に思って失敗はあんまり書かなかったんだけど。

今になって思う。

失敗の連続こそ、ちゃんと記録しておくべきだったかもしれないと。

その過程こそ、よりリアルに凡才が三本もベルト獲って世界七位にまでいった行動記録になったんじゃないかと。


開き直るわけじゃないが、俺のボクシング人生なんて、挑戦と失敗の連続だ。

それに稀に成功が伴って、少しずつ成長し、最終的な位置までよじ登って行った話。


……。

誇張はされてるのかもしれないけど、エジソンが白熱電球を発明するまでには、五千回
失敗したそうだよね。

エジソンですらそうなんだ。

我々凡人が何かでかいことやり遂げようとするなら、それ以上の失敗は当たり前なんじゃないか。

99%の努力と1%の才能、なんて言葉はもはや有名過ぎるよね。

・・・そう考えるとエジソンもひたすら努力の人だったのかもしれない。


・・・考えてみりゃ、電球作ろうなんて当時なかったこと考えて、・・うーん、十回も
失敗したらもう大概の人やめるんじゃないか。

俺だったら五回くらいでやめると思う。

・・百回失敗したらほぼ誰でも諦めると思う。

・・・エジソンに言わせたら、「だからお前ら何も出来ないんだ」ってことになるのかもしれないね。


特に、我々日本人は失敗を恥ずかしいものだと思い込んでいる傾向があるように感じる。


……。

先日ちょっと流行った映像。

おもくそローマ字の棒読みポルトガル語でサッカーのクリスティアーノ・ロナウドに質問する少年。

その日本語棒読みが会場の笑いを誘う。

(ちなみに、スペイン語とかポルトガル語は、日本語のローマ字読みに発音がすごく似ていて通じやすい。英語とは違って母音をハッキリ発音する)

…それは、特に悪意に満ちた失笑ではない。

むしろ、会場を和ませる雰囲気の笑い。

しかしそれを見たC.ロナウド。

「なぜ笑うんだ?彼のポルトガル語はよく分かるよ」と。

とても不思議そうに言ってた。

https://www.youtube.com/watch?v=BKrbeyLaH3Q

特に日本人は、何でも上手にやらないと恥ずかしいという自意識があるように思える。

ヘタクソだけどやってる人間を、どこか馬鹿にする風潮がある。

けどさ。

例えばこの映像。

一番学んでいるのは?

一番成長したのは?

この少年だよね。間違いなく。

これをきっかけに、よりポルトガル語を勉強するかもしれない。

少なくとも大ファンであるC.ロナウドにかばわれたその経験は、一生残るだろう。


自分が真面目に行動すれば、失敗もついて回る。失敗は必ずあると言ってもいい。

それを笑って何もしないヤツのことなんて、何も気にしなくていい。

気にする価値がない。



前にこのブログで紹介した俺が大好きなミュージシャンに、AKIRAさんという人がいる。

俺の好きな彼の唄に、こんな一節がある。


「堂々と間違えろ 胸を張って傷つけ」


・・最初は何かのギャグかと思ったんだけど。笑


考えると、実に深くて味わい深い言葉だった。


失敗することを、恐れてはいけない。

堂々と間違えればいい。

傷つくことすら、恐れなくていい。

胸を張って傷つけばいい。


むしろ失敗できる自分を誇りに思っていい。

挑戦した証なのだから。

それは、一つ成功に近づいた証なんだ。

これはダメだと一つ学んだわけで。

すなわち成功に一つ近付いたわけで。

そんな姿を見て笑う人間など、本当にほっとけばいい。

何も出来やしない。ただ人の足を引っ張るだけ。

何も出来ない自分を慰めるため、人の足を引っ張ろうとしてそれで一応の満足をしてるだけ。


はっきり言ってしまおう、クズである。

こんなこと言うとまたクズ共の反感を買うんだろうが。

そんなの関係ない。

・・・・。

そんなの関係ねえ。

そんなの関係ねえ!

そんなの関係ねえ!

はい!

オッパッ・・・危ない危ない。脱線するところだった。

間一髪ギリギリセーフである。




もとい。

何かの縁で俺のブログ読んだ人には、そんなくだらない人間の仲間入りをしてほしくないんだ。


人は、自分の見ている方向に向かうんだ。

自分が何を見ているかは、常に意識して気をつけた方がいい。


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