(喧嘩売られて・・の続き。まだの方は1日前のブログからどうぞ)

車から降りて来て、やたら凄い剣幕で自分から喧嘩売ってきておきながら、手を出して来ずにトコトコ戻っちゃう男。

意味分からねえ。


「おもしれ~じゃねーかぁ!!」


……と、こっちもいきがり返したいところだけど。笑


……ガチでオモロい。笑

まさか喧嘩売ってる相手が東洋チャンピオンだとは、思いもよるまい。笑


その後。

信号待ちで嫌でも追い付いて、車の横に入って行って中を覗き込むと。


助手席には。


……なんと!



………老婆が。


………。


………お母さんでしょ!?


………この人お母さんですよね??笑


年老いた母親を助手席に乗っけて、あの剣幕で人に喧嘩売ってきちゃう!?


…お笑いコンビ「いつもここから」にファイティングポーズで叫ばれちゃうぞ。


「悲しい時ぃ~」

「悲しい時ぃ~」

「お母さん助手席に乗っけたままエライ勢いで喧嘩売ってくる中年男を見た時ぃ~」

「お母さん助手席に乗っけたままエライ勢いで喧嘩売ってくる中年男を見た時ぃ~」

〈知らない人のために参考動画〉
https://youtu.be/otznzs9H8Y4


ちょっと呆然と見てた。


「テメー 何見てんだよ!?見てんじゃねーよ!!」

中年男は今だ満々にいきがっている。


母親と思われる老婆は、下を向いたまま悲しそうに黙っている。


「悲しい時ぃ~」

「悲しい時ぃ~」

「それでもなお、ってゆーかむしろさらに、いきがってる中年息子を見た時ぃ~」

「それでもなお、ってゆーかむしろさらに、いきがってる中年息子を見た時ぃ~」


お婆さんが、可哀想過ぎた。


……けど、これたぶん、あなたの息子ですから!

残念~!!


中年息子のうろたえぶりと威嚇っぷりをさらに数秒間ジッと観察してから、俺はバイクを発進させて前の車の脇をすり抜けて行った。


とても悲しい午後だった。


ちゃんちゃん



↓十位以内に入ってるといいことあります。



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