〈二人の囚人が、鉄格子の窓から外を見た。
一人は泥を見た。
一人は星を見た。〉
~フレデリック・ラングブリッジ「不滅の詩」より
全く同じ環境。
罪を犯して、牢屋に入れられている。
同じものを着て、同じものを食べ、同じように暮らし、同じものを見る。
昨日の続きなんだけど。
「人は、自分の見ている方向に向かう」。
どんな環境・状況だとしても、たった一つ、間違いなく自由になることがある。
自分が何を見るか、である。
自分が何を見て生きるか、である。
星と言うのは、言い換えれば希望だろう。そして未来のことかもしれない。
泥と言うのは、言い換えれば絶望だろう。そして過去のことかもしれない。
全く同じ環境で、違う人生になるのだ。
その選択権は、誰にあるか?
自分。
自分の人生は、自分が決めるのだ。
〈二人の囚人が、鉄格子の窓から外を見た。
一人は泥を見た。
一人は星を見た。〉
ああ!希望の星がこんなところに!!