特に紹介はされていなかったみたいなので、俺もスルーしたんだけど。

・・3年前、ジョムトーンのところに武者修行に行った時。

ジョムトーンを教えているのは、日本人だった。

越本ジム前会長の越本さんだ。

いきさつは忘れたけど、「ムエタイのトレーナーはいるけど、ボクシング専門のトレーナーがいないので」とジョムトーンにボクシング指導しに来てたんだよね。

本当に僅かなタイ語で。

ほぼボランティアで。

・・タイまでの飛行機代はジムだったっけな?それすらも自腹だったかも?

御歳七十近かったけど、ジム来たらいきなり自分のウェイトトレーニング始めて。

「こっちがまずちゃんとした身体作らなきゃ」とか言って。

もう一度言うが、御歳七十近くだぞ。

ミットはぶっ続けで10Rとか持つ。・・ちなみに1ラウンド4分だぜ?

・・すげえエネルギーだ。


そんな越本前会長が、最後の日に言ってくれた言葉が忘れられない。

握手、というより、手を握りながら。

「自分を、本当の意味で、大切にして下さい。そして、・・・後悔の全くない人生なんてないんです。それでも。・・少しでも後悔のない人生を」

目をまっすぐに見て、心を込めて言ってくださった。


伝わったなぁ…。

今も残ってる。



自分を、本当の意味で大切にする。


・・これぞ、深い言葉だと思う。


今の俺に、なお突き刺さる。


俺なりの解釈だけど。

自分を大切にするっていうのは、ただ単に目の前の困難や面倒なことから逃げることじゃないんだ。

自分の本当にやりたいことを大切にする。

それが、自分を本当の意味で大切にすること。


「一番大切なこと」で言ったことともかぶるけど。


自分にとって、本当に大切なものは何か。


自分にとって、本当にやりたいことは何か。


例えばボクサーだったら、目の前の楽チンよりも、本当の意味で大切な勝利を優先して厳しいトレーニングを積み重ねる。

それが「本当の意味で」自分を大切にすることなんだろうね。

ボクサーは、自分の身を削って殴り合いをする。

それは、自分を大切にしていないんじゃなくて。

「本当の意味で」、自分を大切にしてるんだね。


このブログを読んでくれている全ての人に、確認したい。


あなたにとって、本当に大切なものって何ですか?


自分にとって、本当に大切なもの。

自分にとって、絶対に譲れないもの。


それが見つかったなら、絶対に譲っちゃいけないぜ。

何が何でも、守り通すんだぜ。


それが他人から見たら、もしかしたらくだらないものに映るかもしれない。

けどそんなの関係ない。

自分が本当に大切ならば、それが自分にとっての宝物だ。

絶対に、譲ってはいけない。


ボクサー日記-image.jpeg
三年前、越本前会長とタイのマッチメーカー青島さんと。


最後の方、「けどそんなの関係ない。自分が本当に大切ならば~」のくだりで、「けどそんなの関係ねぇ!けどそんなの関係ねぇ!はい!オッパッピー!!」と脱線したくなるのを間一髪堪えた偉い俺に、ワンクリックを!

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