たまたま方向同じだった南アフリカ人の女の子と一緒に食事。

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南アフリカは久々の英語圏なので、言葉がある程度通じる。

どこ回ってたのから、ペルーの教会が何チャラとなり。

「神がお作りになったこの世界で生きていられることが私の幸せ」みたいな話になり。

お、おお、そうなんですかと。

あなたは何を信じているの?と質問され。

何度か書いてるけど、海外では宗教=信じる対象=信念だから。

宗教ないって言うと、私信念ありませんってことに近くなるのて。

説明が面倒なので(特に英語だと)、一応仏教徒と言うことにしてる。

…まあ、何かと言われれば我々大抵仏教徒じゃないですか。

人死んだらお坊さん呼ぶから。

神父さん呼ぶ人は少ないよね。

アッラーの神に祈る人も少ない。

神社の神主さんも、…あんまり呼ばないでしょ。

…創価学会は今結構多いか。

…でも創価学会も、手を合わせて南無妙法蓮華経でしょ。

外から見たら、キリスト教やイスラム教よりは仏教に近い。
(いや、全然違うと言う言い分は分かります。あくまで外から見ての場合。)

書きながらまずいことは言わないかと若干緊張しつつ。

特定の宗教や政治の話はなるべくしないことにしてるので。

…しかし新年はやはり神社が多いだろうし、結婚式は神社か教会が多いか。

…やっぱり日本人の大多数の人は特定の宗教ないよね。


で、話を戻し。

海外のクリスチャンに、私は仏教徒ですと言っても、何も問題はない。

むしろ興味を抱く。

信念だから。

…これどっかでも似たようなことあったけど。

海外で宗教大好きな人は、他の宗教を否定しない。

…これが本当の宗教であり、宗教ってのはそういうものなんじゃないかと思う。

とにかく自分の宗教だけが絶対で、他を否定したり、とにかく勧誘したり説得しようとするのは、なんか違うと思う。


…で、仏教にも興味津々な彼女。

「じゃあ私が今からあなたのことをクリスチャンのやり方で神に祈ってあげるね」

目を閉じる。

〈神様、この日本から来たボクサーだったMOTOKIに、どうか大きな歓びをあげてください。日本に帰った後も、どうか満足のいく仕事が見つかり、幸せな人生を歩めるようお助け下さい。アーメン〉

英語だったけど、だいたいそんな感じ。

彼女に倣い、俺も目を閉じていた。

…何だかちょっとそうなるような気がしてきたぞ。

「じゃあ、今度はあなたが、あなたのやり方で仏様に私のことをお祈りしてくれる?」

……!

いやいやいや、ちょっと待て。

聞いてないぞ。

仏教って、人の幸せ口に出して仏様にお祈りしたりはしないよな?

手合わせてナンマイダーナンマイダー言えばいいのか?

絶対違うだろ!

…ダメだ、面白過ぎる。

やったら絶対笑ってしまう!

こういう時は英語ペラペラではないのが役に立つ。

「いや、何言ってるのか、英語がちょっと分からなくてごめんなさい。…ところで俺、ボクシングやっててね…そうそう、一週間で体重10キロくらい落としたことあるんだよ」

「へぇーそれはすごいわね。ところで仏教に関してなんだけど、仏教はいつ頃誕生したの??」

……ぉおぅ~!

話を全然逸らすことが出来ねぇ…。

他宗教にも興味津々な彼女。

仏教の誕生年数なんて知るかいな。

確かキリストよりは前だったよな。

「いやーだいたい2500年くらい前かな?あははは~」

「そう。…で、さっきの話だけど、私のことも祈ってもらえない?」

彼女に全く悪意はない。

仏教徒とハッタリこいてる自分の責任だ。

「えーと、…あのー、…仏教では、あんまりそういうことしないんだ」

「なぜ?」

「…えーーっとーー、あのー、…ちょっと英語では説明できないや。英語が出来なくてごめんなさい」

「いえ、いいのよ」

ちょっと寂しげだった。


嘘をつくのは、やめよう。

…けど何かと言えば、仏教徒なのは嘘ではない…。


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