ひたすらお金を節約して貯めて、旅中もなるべく切り詰める。

旅人の重要な仕事の一つは、お金を切り詰めることだと言っても過言ではない。

だから物価やお金の話も良く出るが、それは共通の仕事の話をしてるのに近い。

必然的に宿代なんかで大切なお金を使ってられない。


もし暑い国で、エアコンなしの部屋が200円、エアコン付の部屋が300円だったら。

普通の日本人の感覚だったら、300円の方に行くだろう。

しかしそれはやはり定収入のある人の感覚だ。

旅人宿では、200円の方に行く人の方が間違いなく多い。

せっかくの連休使っての旅行ならエアコン付に行くだろうしむしろ行かなきゃ変だけど。

旅人にとって宿泊は普通に生活の一部なのだ。

200円から300円の家賃1.5倍にするには、相応の覚悟がいる。


それと一つ、根本的に大きい要素。

それは。

物価の違い。

労働者の平均日給が500円とかの国に日本円を持ち込めば、それは強いに決まってる。

旅人の泊まるドミトリーなら、200円くらいからある。

メシも屋台なら一食80円くらいから食える。

それだけなら一日五百円の月一万五千円くらいから、ただ生き延びることはできる。笑

ただ少しはモノ買いたいし、たまにはちょっと好きなもの食いたい。

移動や観光施設、その他もろもろでお金はかかる。

まぁそれら全部合わせても、アジアだったら月五万くらいあれば旅できる。

中南米アフリカはそれより若干高くて、平均すると月七~八万かな。

ヨーロッパは十五万くらいと言われてる。

ちなみに俺的今までの最安値はエジプトで、当時月一万円あればなんとかいけると言ってた。まぁ移動や観光もなしの沈没前提で、だけど。
あ、あと現在はビザ変わってダメになったかも。
一万五千円あれば少し好きな物買ったり食ったりしながら生活できると。

だからエジプトの沈没者(旅の途中で1箇所に留まっちゃうこと。旅人用語)は、半端じゃなかった。

長くなったのでまたもや続く

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