$元ボクサー日記

片付けしてたらこんな本が出てきた。

「ゲーム理論」。聞いたことぐらいはあるだろう。

・・ちょっとだけ説明!

有名なのは初歩の「囚人のジレンマ」。

二人で共謀して犯罪をおかし、その一人は取調室でこう言われる。

「相方の罪を言って、もし相方が黙秘すれば刑を一年にしてやる。自分が黙秘して相方だけが
言ったら五年だ。お互い言ったら三年、お互い黙秘なら二年だ。相方にも同じ条件を与える」。

これ、結論を言うと、お互いの最大利益は両方黙秘でお互い二年なんだけど、お互い言うことになると。

理屈はすっ飛ばしてつまりは、相手があるものの場合、お互いの最大利益に必ずしも辿り着くわけではないと。


この理論を、例えばボクシングに応用すると。

自分の一番得意な戦法を選択することが、勝利への一番の近道だと一般的に考えられているが。

自分の一番得意な戦法が、必ずしも自分の勝利への確率を最高にすることにはならないかもしれない。

多少は苦手なことやったとして、相手がそれ以上に嫌がるならば、迷わずその戦法を
選択するべきなのだ。

数字で言うなら、自分がマイナス3になるとしてもそれによって相手がマイナス5になるならば
それは選択するべき戦略という結論にたどり着く。

もっと簡単にボクシングに例えるならば。

自分はアウトボクシングが得意だとして、インファイトはそれほど得意ではない。

けど、もしも相手が極度にインファイトが苦手ならば、あえてインファイトに持ち込むという手もある。


主に企業戦略に活かされることの多い理論。

俺は、様々なものからボクシングの戦略を立てる際にも応用できる部分があるかもしれないと思って色々と研究した。

・・何度か言ってるけど例えば将棋の羽生名人の言ってることなんてのはかなりボクシングに応用できたしね。

株式投資の神様ウォーレン・バフェットとか。・・これもまた機会あったら書こう。


・・我ながら、本当に様々な面からボクシングを研究した。

才能でどうしても足りない部分を何とかして補うためだ。

ボクシングの試合、特に注目されているような試合は、誰もが見るだろう。

そして議論を呼んだりその技術が注目されたりする。

それじゃビハインドを埋めることにはならない。

皆が実行したり試行錯誤しているわけで。

他のボクサーが気付かない部分で発見があってこそ、大きく埋められる。

自分のボクシングのためにゲーム理論を研究してた現役ボクサーなんて、日本で俺だけだったかもしれない。


一生懸命練習する。

これは、俺にとって当たり前のことだったし、大体のボクサーは一生懸命やってる。

その中でなお、才能ある人間の努力に打ち勝とうと思ったら、さらに違う部分での努力をする必要があった。


・・・ちなみにゲーム理論に関して言うと、途中からドンドン複雑になっていき、関数なんかも使いながら
計算しなきゃいけなくなった辺りで、さすがにボクシングは関数じゃ答えでてこないと諦めた。笑


試行錯誤の失敗したものの典型例。笑


・・実のところ、そんな失敗は無数にある。

・・エジソンの逸話ほどではないにせよ、日々の試行錯誤の中で成功したものよりも、失敗したものの数の方が実はずっと多かった。

その中で成功したものを中心にブログには綴っていたけど。

失敗譚をブログにしても別に面白くはないだろうから、あまり言わなかっただけで。


ちなみに。

ちなみに、ですよ?笑

ちなみに、その20年近い失敗の繰り返しの中からこれはと成功したもののみ凝縮して三ヶ月で
お伝えするのが佐々木基樹パーソナルコーチです。

世界一周への出発日程の関係で、そろそろ締め切らなければなりません。

一日体験コースのみでも大歓迎!

お問い合わせ、お待ちしています。

boxerアットマークpower.email.ne.jp


ありゃ!

気がついたら宣伝になっちゃってたよ!

あに○○らんや!(←○を埋めよう)