今日もまた現役ボクサーにいいことを伝えよう。


ロードワーク。

火曜日12Rやって、疲れを抜く水曜どうするか。


そうだ、LSDしよう!


ということで、距離も伸ばさず、LSD。

一応断っとくと、ロングスローディスタンスの頭文字。

心拍数115くらいでゆっくり長めに走ると。

これやれば筋肉の乳酸も溶けるし、それほど心肺機能に負担かけないし。

一時間十五分くらい。

よしよし。


昨日、木曜。

さらに普段との中間くらいのスピードと心拍数で。

うん、大丈夫。問題ない。

むしろジムでは疲れがないからガンガン動きたいくらい。

中野さんに止められたが、賢明な判断だったと思う。


で、今日。

ロードワークを普通に戻した。

すると。

俺は普段、スピードでなく心拍数を基準に走っているが。


普段と同じ心拍数なのに、タイムが明らかに悪い。


・・疲れはまだ残ってるんだねー。

筋肉はもうそれほど疲れてないし、気持ちも全然いけそうなんだけど。


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ちなみに、マッサージしてくれてる先生に聞いても、筋肉はほぼいつもの張りだと。


・・・さらにちなみに、自分の筋肉が疲れてるかどうか、俺はよく分からなかったりする。笑

ボクシング始めて、足掛け22年ですよ?

筋肉は、疲れていて当たり前。

むしろ疲れているのが常態。

もはや感覚も麻痺してきますがな。

いちいち疲れたとか感じていられん。

「あ~、今日はまた特に○○筋が張ってますね~」

「そうですか、俺の身体、疲れてるんですか~」

みたいな。

これ普通にマジで俺の日常だから。笑


で、いつも通り筋肉の状態を聞くと、やはりそれほどでもないと。


しかし、確実にタイムは落ちた。



ここで本題。


・・これ、どういうことだか、分かります?


筋肉は普通なのに、身体がいつも通り動かない。


「疲れてるんでしょ?」

何が?

筋肉は普通なんですよ??



答えを言おう。


それは例えば、心肺機能の疲れ。

もちろん気持ちの疲れもあるだろうし。


・・・これは気付いてない人も多いんじゃないの?

特にボクサーは。

念のため、野木さんに電話して聞いた。

野木さんは元々陸上選手だから、こういうことにかけては特に詳しいし信頼がおける。

・・・こういうことをキチンと科学的に説明できるトレーナーは、
プロのジムのトレーナーでも多くはない。

理屈ではなく経験に頼ってることが多いので。

もちろん経験の方がかけがえのないものだけど、俺は理屈からも納得したいのだ。


・・で、答え。

「それは肺というよりは心臓の疲れ。おそらく血液値も下がってる。ヘモグロビン値も。
これには鉄分がいい。こっからまた試合まで回復していく」と。

やはり心臓も疲れるのか!

そして血液値は気付いてなかった!

言われてみれば当然のことのように思えるが、それをパッと分かることが重要なのだ。

かつて野木さんにスタミナの正体とは何か、聞いたことを思い出す。

「究極に言えば、血中ヘモグロビンの量」と。


・・・これ確か書いた気がするんだけど、今ブログ検索したら、なかった・・。


・・まぁいいとして。

ヘモグロビンの数がおそらく減っていると。鉄分摂れと。


・・・ちなみにこれも書いた気がしてたけど、減量中に摂った方がいいサプリは、
俺の場合鉄分が必須。

なぜなら、立ちくらみとかするから。

明らかに血中の鉄分足りてないなと。

減量中は色んな栄養素が足りなくなるんだけど。

まずは鉄分だなと。

だから減量中、俺は時々サプリメントで鉄分摂るようにしている。


・・・が、この鉄分は、ヘモグロビンのために欠かせない物質でもあったのだ!

・・これは全くの偶然だけど。

こういうことって、よくあるよね。


何かのためにやっていたことが、違う何かにとても役に立っていた。



・・・まとまらないので、強引にでもまとめよう。

○疲れは、筋肉のみとは限らない!心臓の疲れ、血中ヘモグロビンの減少などもある。

○特に試合前は、鉄分が不足しやすいので注意。(俺の場合だけど)
 で、是に関しては、レバーとかも満足に食えないだろうから、サプリがお手軽で早い。


・・まぁ、概ね、ジムのトレーナーの経験則は正しい。

少なくともA級になるくらいまではその通りにしとこう。



もう一つ違う話。

今日、会長に、「ヤル気」をいただいた。

お世話になっている上に、ヤル気をくださる。

これはもう、ヤルしかない!!!

$ボクサー日記
写真は、5/4ファイナルで出る淵上選手。
帝拳にスパーしにきてたのでついでに。ミドル級のスパーはやはり迫力ある。