俺独自のイメージトレーニング。

・・ヒントがあったから、独自とまでは言えないか。


これ、確か鬼塚さんだったと思うけど。

あえて強烈なマイナスイメージから始めると。

つまり、次の試合相手に自分がKOされ、リング上に大の字にのびてる自分からイメージトレーニングを開始すると。


・・・もちろん、普通は自分の勝った姿や上手くいく姿をイメージする。

それをあえて最悪のパターンからイメージを開始すると。

細かい理由は忘れたが、その人はその方がいいんだと。


・・で、試しにこれをやってみると。

ムクムクと負けた悔しさが込み上げてくる。

リアルにイメージできてればできてるほど、悔しさも増す。


ボクシングで、二度同じ相手に勝つことは、一度目より難しい。

勝った方はどこかに油断が生じるし、負けた方は死に物狂いで行くからだ。


その、負けた方の気持ちを擬似的に作り出すことができるのだ。


・・どうも、俺にはこっちの方が合うみたいだ。

ヤル気が違ってくる。

チキショーあんな風には絶対させないぞと。



真剣勝負ならば、間違いのない真実が一つだけある。


それは、「絶対はない」ということ。


「絶対勝ちます!」

気軽に言うけれど。

それじゃ勝負じゃないんだってば。

気軽に言ってほしがるけれど。

それじゃ勝負じゃないんだってば。

俺は、自分が責任持って真実だと言い切れないことは、最初から言わないようにしている。


考え方は人それぞれあるから、人の考え方にケチつける気はないけれど。

とりあえず俺のスタンスはこうなので。

自分にしろ他人にしろ、培ってきたポリシーやスタンスに気軽に口出すことは、誰だってできるけど。

俺はそういうのは相手に対して失礼なことだと思うので、人にはなるべくやらないように気をつけてる。


……で、ここから話を戻し、そっからものすげーそれそうになった。(笑)


勝利への可能性⇒確率論⇒多世界解釈⇒シュレディンガーの猫⇒量子力学の不確定性原理

…こんなん説明してたらさらに無駄に長くなる。


・・・知ったり掘り下げるとまたかなり面白いもんなんだけどさ。


・・箱の中の猫が生きてるか死んでるかは、観測してみるまで「決まっていない」と。

「分からない」じゃなくて、「決まっていない」と。(笑)

ね、意味分かんなくて面白いでしょ。

俺もよく意味分かんない。(笑)

これを学者が真剣に討論してるわけだから。

・・しかし、話が本論と全く違ってきちゃうのは事実。


で。

俺の場合に戻って。


勝つ姿なんか自然とイメージしちゃってる。

それによって感情が動かされることなんて、そんなにはない。

むしろそうではなくて、負ける姿。

これ、全くイメージしてない。

だから新鮮。斬新。

コンチキショーっていう反骨精神がムクムク湧き上がってくる。


度重なる実験の結果。

基本自信家で楽天的な俺には、どうもこれが合うみたいだ。



ちょいと前に言った、守・破・離。


もっと前にも言ったことがある。


勝つヤツってのは、自分なりの勝ち方ってものを持っている。



・・・・ちなみに、「言ったよね?」と思い、検索してみると。

めちゃめちゃ言ってる。

ブログの2010/10/26。「俺の勝利哲学」。
http://ameblo.jp/sasakimotoki/entry-10688700974.html

そうそう、普通は勝つ姿をイメージした方がいいらしいよと。

ただ俺の場合は違うんだと。


俺のやり方を一つのやり方にするのはいいけど、最終的に自分の勝ち方を確立しなきゃ勝てないんだよと。


自分の最悪のパターンからイメージトレーニングを始める。

俺独自のイメージトレーニング法でした。


・・・前のブログが今日よりずっとちゃんと書いてあったのを見て、やる気をなくした佐々木。(笑)



$ボクサー日記
ミャンマー。150年前に作られた木製の橋が、今も人々の日常に溶け込んでいる。。