俺流旅の楽しみ方。

もちろん、普通の観光客の行くところは行く。

名所旧跡。

名物料理や、地元で評判のレストランなんかも行ってみる。

うん、楽しい。

それにプラスして。

普通の観光客が、まず行かないとこ、行けないとこにまで行ってみる。

今回行って見たのは。


闘鶏。

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ボラカイでビーチ行ったことある人はいても、ボラカイで闘鶏見た人はあんまりいないだろう。

ガイドブックにも載ってないし。

なんでそういうとこいけるか。

たまたま知り合った人や仕入れた情報から。

旅人の持つスキルですな。


で。

初めて見てきました。

闘鶏。


鶏の足に、刃物を仕込む。
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鶏自身、たぶんそれがすごい武器だとは認識してないんじゃないか。

試合の前にさんざっぱら闘争心を掻き立てる。


鶏だから、喧嘩するときはクチバシで突ついたり、羽根をバタバタさせて足でキックしたり。

このうちの、足蹴りが刃付きで相手に時々重傷を負わせる。


どっちかが立たなくなるまでやる。

おそらく負けた方は死に至る。

…普通に食べるみたいだけど。(笑)


勝負は、ものの数秒で終わることもあれば、もつれて長引くこともある。


両方もうダメなのに、持ち上げてお互いの顔近づけて
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つつき合ったら、また下に落として。

そのままベチャッと両方立てなかったりして。(笑)
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もう両方立てない。

が、一緒に行ってくれたフィリピン人は、「ナイスファイト!ナイスファイト!!」なんつって盛り上がってる。

全く意味が分からん。(笑)

もう両方ダメだろってば。

結局、よく分からんけど、最後までグッタリ具合の少ない方の勝ちになった。

最後までよく分からん。(笑)


大体予想はつくかもしれないが。

これ、何が盛り上がるのかというと。

賭けだからなんですね。

目を血走らさせたオジサン達が、メッチャ興奮しながらやってる。

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これがまた異国文化の一つだと。


ちなみに、とりあえず何でもトライして楽しむ派のおれは、賭けにも参加。

420円ほど勝ちました。(笑)

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たかが420円と思うかもしれないけど、フィリピン人の日給に近いからね。(笑)

しかしそれ以上の金がバンバン飛び交ってた。

そりゃーアツくなるワケだ。


しかし闘鶏場、99%が男。

ギャンブルにアツくなるのは、どこの国も野郎なんですね。

ちなみに、格闘技はもちろんだけど、釣りもそう。男のもの。


…うん、我ながらまだ知られざるフィリピン文化の一つを紹介できて、さすがですなと思っていたんだが。


これ、考えてみれば。


日本に来た観光客が、日曜にたまたま競馬場かなんか行って目を血走りにさせたオジサン達を見て、
「オー!ジャパニーズ カルチャー!」とか言って喜んでるのと同じことですね。(笑)

それだけ見て日本の文化と思われちゃかなわんっての。(笑)


ま、あくまでそんな感じで、一部のカルチャーということで。