昨日の写真で載せた士道館の添野館長。

「空手バカ一代」にも登場する、歴史的人物だそうだ。

無知で失礼しました。


空手は、心身の強さをきたえる。

武道関係の人と話してて思うのは、「(肉体的な)強さ」と共に、「内面の人格」も重視しているということ。

ボクシングは強さが全てだからさ。


どの世界でもそうだけど、偉くなった人間がさらに内面的に成長することは、難しい。

もう偉いわけだし、諌めてくれる人もいなくなるわけで。

特にボクシングは内面の成長なんて最初から目的にしてないし、それとは全く関係のない肉体的な強さでメシが食えたり人から尊敬されたり。

だからボクシングで上にいけばいくほど、人間としては未熟になりがちなわけですね。


これは、もちろん自分も含めた全てのボクサーに当てはまりがちな事実である。


「実るほど 頭(こうべ)を垂れる 稲穂かな」

稲穂は実れば実るほど頭を垂れるわけですね。

人格を磨けば自然と謙虚になっていくものであると。


これ、人に対する説教じゃなくて、自戒ね。



…誰だ!「佐々木基樹らしくない」とか言ったの!(笑)

謙虚なのは難しいとしても、人間としてダメなやつになったらダメじゃんかと。


旅をしながら色々な思索に耽る。

その中で自分を見つめ直したりもしちゃったりなんかして。

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