(マス)スパー。

下田、末吉、石本。

途中間空いてる間ミット打ち。


下田は相変わらずのバネとバランス。

写真はちょっと解像度悪いかもだけど、今日の下田とのワンシーン。


これ、静止画見ただけで分かるかな。


$ボクサー日記



下田が攻撃した後、スウェイしてるシーン。

つまり打ち終わりを反撃しても無駄だったってこと。

かつこのバランス。

またすぐ次打てる。

俺が下手に返しを打ってたら、それを空振りさせられて一発もらうところだった。


それと、軸がぶれないからバババババーと細かい連打も打てる。


うん、面白かった。


間空いて、末吉、石本。


末吉、伸びてるね。



・・・俺に「自分がスパーしてたら見といて後からアドバイスくれ」と言ってる図々しい後輩が二人いる。

末吉と、ポチこと松尾。

・・・俺はトレーナーとしてジムに行ってるわけじゃねぇーー!


・・・でも、やっぱり見てやる。

慕ってくるヤツはかわいいじゃんか。


特に、実際に拳を合わせた後のアドバイスは、ものすごく本人の役に立つ。

だからそういう視点でもやってる。


練習来てる先輩に、「自分のスパーを見といてアドバイスくれ」ってのは、なかなか図々しいと思う。

それを頼むのも、ちょっと勇気いるはずだ。


でも、例えば、そこ。

その図々しさを持つヤツが、伸びる。

仮に怒られたら、すいませんでいいじゃんか。



当たり前だけど、ものすごく重要なことを言おうか。



我々ボクサーの至上命題は、強くなることである。


そのためにはあらゆる努力を惜しむべきではない。



「あらゆる努力」ってのは、例えば面倒だけど勇気出して先輩に聞きに行くこと。

同じジムの先輩なら、大抵教えてくれるはずだ。

俺の経験則から言っても、実際に拳合わせた先輩からのアドバイスほど有益なものはなかった。

今なんてすでに先輩はいないから、ポチとかにも聞いてるからね。


ただ我武者羅に頑張ることだけが、努力ではないのだ。

頑張ることは、当然の前提条件だ。


で、実際、末吉やポチは伸びてる。

かなり良くなってきている。


別に俺がアドバイスしたから伸びたなんて烏滸がましいこと言いたいんじゃなくて、そうやってあらゆる努力を惜しまない姿勢が彼らを伸ばしてる。


・・まぁ、そもそも良くなってるってのも、見てるから分かることだけどね。

頼まれなきゃ特には見ない。

当たり前だ。

たまたま目に入ってどーしてもこれやればとかって思ったら言うけど。


これ一般化して言えることだけど。

頼みもしないのに勝手に自分の意見を押し付けてくる人間ってのが、一番いらないじゃんか。

しかもそういうの大抵関係ない人だったりするし。

学校や職場でいるだろ。そういう人。

そうはなりたくないからさ。

それもあって、頼まれなきゃあんまりアドバイスはしない。


さて、今週までは軽いのと半分目慣らしでやって。

来週からは重い相手とやると。

来週一発目は、中川。

今やスーパーウェルター級だ。

今日三階級下とやったら、来週は三階級上。

ま、上の場合はスパーでやるけどね。お互いに。

グローブは変えてもらうかな。


明日は粟生世界戦。ジム休み。

応援行きたいところだけど、ここはぐっと我慢。

風邪うつされたりしたら困るからね。