午後。腹筋運動からジョグを15分位たっぷりやった後、一周400mトラックへ。二周800mダッシュの後100流して300ダッシュ。でまた800の後100流して300。もっかい800と300。

文字で表すとすげー簡単だけど、これだけで丸3.3キロダッシュだからね。

しかも周りとの相乗効果で、心拍数も上がる上がる。

ヘトヘト。

なところに、今度は200mを20秒で走りまた次の200を30秒で走ると。この微妙な速度感覚も難しかったが、やはりドンドンキツくなっていった。
これを五周。これだけで四キロ。

いやー、今日もキツかったーとゼイゼイいってたのが収まった頃。

「おし、じゃあ腹筋やるぞー!」




さっきやったやん!?

中釜と素で目が合った。

しかし間違いではなかった。

練習前とはまた違った種類の腹筋。


何を、何故、俺はこんなに頑張っているんだろう?

ふと原点に帰りたくなるトレーニング内容。


ともあれ、今日も頑張りました。


ちゃんちゃん。



………あれ?


何か忘れてるような気がするなぁ。。


何だっけ?



あ、そうそう!


咳の調子ね。

うん、昨夜咳は出なかった。

まだ完全には抜けてないけど、風邪はこのまま収まるでしょう!

よっしゃー!


……あれ?

何かまだ忘れてる気がする。


あれ?



あ、分かった!


足首だ!


うん、足首もまぁ現状維持。

悪いは悪いけど。

手首足首は、前腕や膝下の骨がカポッとはまった形になってるんだけど。

長年のロードワークのせいか、俺の足の骨はちょっと下側にめり込んだ形になってる。

それで調子の悪い時は抜けるような感覚があったりするんだけど。

今は足を浮かせて足首動かすと、ゴリゴリ音がなって今にもすっぽ抜けそうな位。

実際にすっぽ抜けちゃうことはないんだろうけど。

でもま、現状維持ということでOK。



全然関係ないけど。

ジミンさん、クリス・ジョンのキャンプ、野木さんのキャンプを通して見えてきたもの。

一言で言うなら。


同じことを、させない。


筋肉というのは、すぐに慣れる。

動きを学習するとも言えるが。

同じこと繰り返していると、簡単にできるようになってくるが、それはスタミナがついたと同時にまた慣れた分のトレーニング効果の低下でもあるのだ。

毎日毎日、同じことしてた方が、楽だ。

頭も使わなくていいし、身体が動きを覚える分、疲れなくもなる。もちろんその動きのスタミナもつくんだけど。

基礎練習としてのサンドバッグ打やミット打、スパーリングなんかはどうしても外せないだろうけど。

あとのトレーニングは、ガンガン変える。


ジミンさんは、今日はスピード重視の日、今日はパワー重視の日、今日はテクニック重視の日と細かく分けて、それぞれの日の主眼に合わせた練習をさせていた。

クリス・ジョンのキャンプでは、本当に毎日違うことやった。

ジムワークはそれ程は変わらないが、ロードワークが特に色々なことやった。

ある日はこのブログに写真も出した逆さ吊り腹筋やったり、ボート漕ぐ器具でひたすらボート漕ぎやってロードワーク代わりにしたり、細かいダッシュや鉄棒を左右に飛び跳ねたりと、やってて野木式に似てると感じた。


野木さんのキャンプでも、ロングマス以外、今回は特に一度として同じ練習がなかった。

毎回毎回、本当に変える。

平地で短距離、中長距離、坂道で短距離、クロカンコースいったり、色んな走り方させたり。

走るばかりでなく、ウェイトやったりロングマスやったり。


「違う筋肉を使い続ければ、オーバーワークにはならない」という持論も納得。

違う筋肉を使い続ける分、全体としては使う筋肉量や運動量は間違いなく大きくなる。

が、オーバーワークにはならない。

怪我も比較的少ない。

同じコースを同じように走っていたら、大抵同じ部分が痛くなってきたり傷んだりする。

人それぞれ走り方の癖とかあるからね。

でも距離を変え負荷を変えってやってると。

同じように走れない分、同じとこが痛くなったりはしない。

ちなみに、野木さんの兄弟弟子でもある通称Qちゃんことマラソンの高橋尚子選手もやはり同じように、坂道ダッシュやその他色んなトレーニングを織り交ぜていたそうだ。もちろんマラソンの練習として。


毎日ボケーっと同じトレーニングをしてちゃ効果は下がっていく。

ドンドン変化をつけていく。

これが今特に忘れられがちだけれども重要な要素の一つだと俺は確信する。

特に変化をつけられてかつ同じトレーニングになりがちなのが、ロードワーク。

これは本当に色々変えられそうだ。

かく言う俺自身、結構マンネリ化したコースを走ってた。

それにもまた試行錯誤を経た自信があるからそうしてるんだけど。

より良い方法を常に探求する俺の姿勢に、変わりはない。


こういうことを考えたり発見できるのも、合同合宿の良さだ。

ラスト二日間。