ちょいと大袈裟なタイトルつけたけど、これから何年にもまたがってボクサーやっていくなら
決して大袈裟なタイトルじゃないかもしれない。


確定申告。

これも、必ずやっといた方がいい。


めんどくさい。

数字苦手。

分かる。分かるけど。

絶対やっといた方がいい。


それによって、国民年金と国民健康保険の料金も変わってくるから。

全て合わせたら一年間だけでもウン十万変わってくるかもしれない。

ボクサーが金ないのは俺もよく知ってる。

だからこそ、手間隙かかるけど、やるべきことはきちっとやっとこう。

それで浮いたお金を、本当は摂りたいアミノ酸とか試合前のマッサージとかに費やせばいい。

ボクシングのためと思えば大変でもやれるだろ?


課税所得(税金がかかる所得)について少しだけ書いとくか。

所得ってのは、収入(ファイトマネー)から経費を引いたもの。

その所得に、控除だ何だが引かれたのが、課税所得。

その課税所得に税率をかけたのが、収めるべき税金の金額。


「んなこと誰だって分かるわ!」って思ってる人と、すでに頭がこんがらがっている人がいるのを、
俺は知っている。


例えば、ジムまで電車賃が片道300円かかるとする。

月25日通ったらそれだけで交通費という経費が年間18万円。

源泉課税(ファイトマネーや給料からすでに引かれている税金)10%だったら、引かれていた
1万8千円が戻ってくる計算になる。

ファイトマネーが年間で18万円なくても大丈夫。

アルバイト先の給料と損益通算っつって、合計金額から出せるのだ。

そもそも、源泉課税は大抵一律10%引かれてると思うけど。

課税所得195万円までは5%なのだ。

ファイトマネー195万円以上もらってるボクサーって、全体でどんだけいるのさ?

・・・帝拳にはゴロゴロいますけどね。それは例外として。

こっから先はキリがないので自分で調べましょう。

ちなみに、税理士に相談すると一時間一万五千円くらいが相場だったかな。

そもそもそんな規模じゃないだろうし。

自分でお店やってる人とか、知り合いに何人かいるじゃんか。

そういう人に聞いてみるのも手だ。

しかしこういう税制関係がめんどくさいのは自分だけじゃないので、そこら辺はわきまえて。

知らない人が俺にメールとかしてきても答えてる時間はないのでごめんなさい。

直接の後輩とかだったら聞いてくりゃ教えるが。


それから、ボクサー収入ってのはどういう括りになるのか分からないだろうから、それだけ言っとくと。

「プロボクサー」として「報酬」を受ける「個人事業主」です。

それだけ知って、あとは誰に聞けばいいのか。

ズバリ、自分の管轄の税務署行って聞けばいい。

ただ、今は、期限の3月15日に合わせて税務署も忙しさピークだから、じっくりは教えてくれない。

15日過ぎてから行くのがいいかと。今行ってもそれ用に人員増やしてるからいい面もあると思うけど。

還付申告(税金を戻してもらう確定申告)だったら期限はまだ先なので。

ジムからもらった、もしもらってなかったらジムに言って、源泉課税ってのが分かる書類と、
自分なりでいいから去年一年間にボクシングにかかった経費を全部計算して、税務署へ。

e-TAXっつってネットからだけでもできるし。

特に初年度がメチャクチャめんどくさいと思うけど、二年目からはやり方もだいぶ分かると思うので。


さらにちゃんと知っておきたい、でも難しいのは嫌だって人のために、一冊。

「フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。」きたみりゅうじ著

この本が税制にも合うしものすごく簡単に書いてあるのでオススメ。