風邪もちょっと良くなってきたけど、動いてないし、こんな遊びタイトルでもいってみよう。


実際のボクサーが教えちゃう、ボクサーと喧嘩する方法。

あくまでシミュレーションだけど。


結論から言っちゃおうか。

タックルするのが一番早い。

ギリギリの間合いから、一気にタックル。

パンチをしゃがんで避けながら相手の足を抱え込むイメージで。

遠くでしゃがみながら突進してきたら、頭抑えられるしアッパー突き上げることもできるからね。

で、揉み合いにもっていくと。

寝転がっちゃったら何もできないからさ。

でもって付け足しておくと、馬乗りパンチで終了。

もっと確実かつでかいダメージ負わせるには、馬乗りになった際、相手の髪を両手で掴んで
後頭部をガンガン地面に打ち付ける。

4、5回も打ち付けりゃ相手は動かなくなる。

・・・・って、最後の方は僕のお友達が言ってました。

僕はそんなの分かりません。


そりゃーよーい開始で始めて、広いところで殴り合いしたら、ボクサーには勝てないさ。

いかに相手の得意なことをさせないか。

まともな殴り合いにはやっぱり強い。

組み技、寝技に持っていくのがベスト。

てことは室内とかなるべく狭い場所でね。

それにはなるべく正面で立ち会う時間を減らし、タックルしてもみ合いに持っていくと。


これがムエタイとかやってたらまた話違う。

ムエタイ選手に無闇にタックルいったりしたら、頭ガッチリ掴まれて膝蹴りくらって終わるだろう。

首相撲があるから組み合いも上手いしね。


一回タイで俺がオカマの引ったくりに合い、一触即発のムードになった時。

やっぱ足見てたよね。

蹴りがくるんじゃないかと。

その時はそのまま引ったくりのオカマがどっか行ったから良かったけど。



高校生の時、一年間柔道部にいた俺は、柔道黒帯持ってる。

その時感じたのは、「柔道って喧嘩強い」。

周りの人間に言ってもまるで信じてもらえなかったけど。

実際の喧嘩は、結局取っ組み合いになるじゃんか。

よっぽど綺麗に入らない限り、打撃一発で決まることは少ない。

だったらその取っ組み合い以降を実践してる柔道が強いと。

打撃に対する防御だけ研究すれば、一番強いんじゃないかと。


グレイジー柔術が出てきたのが、その数年後。

ああやっぱりな、と思った。

何でもありなら打撃じゃないよなと。



と、いうことで一応のシュミレーションでしたが。

が。

そもそも、ボクサーは喧嘩しませんから。

前にもちょろっと書いたけど、喧嘩したいって気持ちもなくなるし。

・・・ただ、「本当に強い人は喧嘩したりしない」ってのは嘘。

本当に強い人でもやる人はやるし、大して強くなくてもやらない人はやらない。

元々持ってる性質と、ボクシング強くなりながら意識がどう変化したか、の問題。

だから俺はまずやらなくなったし。

でも、まぁ個人名は差し控えるが、実際に強くてもやっちゃう人はやっちゃうし。


で、さらに現実的な問題。

仮に相手がボクサーだと分かってて、相手が先に手を出してきた場合。

警察呼んで後から提訴してってのが、一番完全な勝利だと俺は思うが。


もう一個言うと。

特に素人さんが「ボクサーと喧嘩」のトピックには食いつくけど。

俺等ボクサー、喧嘩のために練習してるわけじゃありませんから。

・・まぁ俺も素人の頃は喧嘩強くなりたくてボクシング始めたわけだけど。

実際にジムに見学でも行ってみれば一発だ。

「そのガードでカウンターもらったらどうする?」とか「こう打って相手がこうなったところにこれだ」とか。

想定されているのはボクシングの試合のことばかり。

拳法道場とかいくと違う。

「相手が包丁を持っていたら・・」

「急に後ろから羽交い絞めにされたら・・・」

とか。

想定されているのは実戦のこと。

元々、目的にしているものが違うんだね。


ボクサーが毎日必死になって練習する理由は、そもそも喧嘩のためじゃないのさ。

だから「喧嘩になったら・・・」とか言われても、イマイチピンとこないことが多い。

俺自身も、だから「もしボクサーだったらタックルしちゃえ」とか日記を書けちゃうわけで。

だから「もし喧嘩だったら○○の方が強い」みたいなこと言われても、はぁそうですか、みたいな。

別にそれを想定してるわけじゃないからさ。



風邪のため、楽しみにもしてた今日のホールは行けず。

結果だけ帝拳ホームページでチェックした。